米国市場の展望：11月利下げ見送りの可能性も？ダウ平均は63ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は63.24ドル安の42289.51ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が57.74ポイント安の18080.11で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は13.27ポイント安の5737.80。

11月利下げ見送りの可能性も？
●先週金曜日、米国労働省が発表した9月の非農業部門雇用者数は25.4万人増、市場予想の14.7万人増を大幅に上回り、2024年3月以来最も大きな伸びとなった。
●足元では、米10年債利回りは4bp上昇の4.01％、年債利回りは8bp上昇の4％に達した。
●スワップ市場では、11月FRBは利下げ見送りの可能性は10.5％、年内の利下げ幅が25bpしかない可能性は10%。

●投資家は、今週中のFRB高官発言待ち。
●FRB高官発言とイベント予定
月曜日、ボウマンFRB理事
火曜日、アトランタ連銀総裁
水曜日、アトランタ連銀総裁、ダラス連銀総裁、シカゴ連銀総裁、ジェファーソンFRB副議長、米FOMC議事要旨
木曜日、NY連銀総裁、クックFRB理事、リッチモンド連銀総裁
金曜日、ダラス連銀総裁、ボウマンFRB理事

原油引き続き上昇
●ブレント原油は引き続き強気、一時2％以上上昇。
●中東リスクに対する懸念が強化。
●ウェスト・テキサス・インターミディエイト先物2ヵ月目のコール・スキューは、2022年3月以来の高水準に急上昇。

中国株の熱狂？
●ゴールドマン、中国株式市場のレーティングを「オーバーウェイト」に引き上げ、MSCIチャイナの目標株価を66から84に、CSI300の目標株価を4,000から4,600に引き上げた。
●シティも、来年中盤にCSI300指数の目標株価を4,600ポイントに引き上げ。
●一方、インベスコ、JPモルガンなどは、最近の反発を警戒し、中国の新たな景気刺激策を待つ。
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米株の未来
●ゴールドマン、S&P500種株価指数の年末までの目標株価を5600ポイントから6000ポイントに、翌12カ月の目標株価を6000ポイントから6300ポイントに引き下げ。
●ゴールドマンは、2025年まで米企業の利益率は上昇、マクロの見通しは安定と予想。
●一方、InsiderSentimentがまとめたデータによると、7月に株式取引を行った役員または取締役のいる米国企業のうち、自社株の純購入を報告したのはわずか15.7％、過去10年間の低水準となった。

買収
● $リオ・ティント (RIO.US)$は $アルカジウム・リチウムPLC (ALTM.US)$ に対して拘束力のない買収提案を行ったことを確認。