米国市場の展望：米CPI予想下回り3カ月連続鈍化　ダウ平均は26ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は26.18ドル安の39695.18ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が11.80ポイント高の18659.25で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は1.30ポイント高の5635.21。

米6月CPI、約４年ぶり前月比マイナス　総合・コア指数ともに予想下回る
米国労働省統計局が発表した米6月の消費者物価指数（CPI）は前年比3.0%上昇、市場予想の3.1%を下回り、昨年6月以来の低水準に急低下した。前期が3.3%上昇。
前月比は0.1%下落、市場予想の0.1%を下回り、2020年5月以来のマイナスとなった。前期が横ばい。

6月米CPIが予想以上に鈍化し、国債利回りが急落
●スワップ契約、年末までに少なくとも2回のFRB利下げを織り込み

●2年物国債利回りが3月以来の低水準に低下

NVIDIAの宿敵Groq、BlackRockから3億ドルの出資を獲得！ 最新の評価額は22億ドル
●The Informationの新しいレポートによると、 $NVDA.US$ のライバルであるGroqは、BlackRockが主導する3億ドルの資金調達ラウンドを今後2週間以内に完了する見込みで、同社の評価額は22億ドルになるという。これは、Tiger Global ManagementとD1 Capitalが主導した2021年の評価額11億ドルの倍である。
● $GOOG.US$ 独自のNPUチップの発明者の一人であるJonathan Ross氏によって設立されたGroqは、2月に自社のAIチップがLLMを一瞬で実行できることを示すデモビデオを公開した。 それ以来、Groqは開発者から多くの注目を集めている。 このスピードは、エヌビディアの高価なGPUの入手や購入に苦労しているAI開発者にとっては特に魅力的である。

今年最強のコモディティ
●モルガン・スタンレーのアナリストは、2024年には需要が供給を上回り、銀不足がさらに拡大すると予想している。特に、太陽光発電、宝飾品の需要が穏やかに回復し、ETFの資金流出が減少することが予想される。 今年に入ってから、銀ETFの最大手である $SLV.US$ と現物銀はともに30%の上昇を記録している。 また、銀ETFは28.16ドル、現物銀は31.02ドルで取引されている。
●モルガン・スタンレーのアナリストは、強気のシナリオでは、銀はさらに25.8％上昇し、39ドルに達する勢いであると見ている。

金利が下がる限り、リターンは驚異的！」！ =キャティー・ウッド氏
●ARKのキャシー・ウッズ氏は、第2四半期の投資家宛書簡でファンドの損失を擁護し、金利が低下すればファンドの運命は逆転すると述べた。
●その書簡の中で、同氏は 「マクロ環境と一部の銘柄選択が最近のパフォーマンスに影響を与えた」ことを十分に認識していると書いている。 それにもかかわらず、「破壊的イノベーションへの投資に対する私たちの信念とコミットメントは揺らいでいません」と同氏は付け加えた。