米国市場の展望：エヌビディアとビットコインは反発、テスラが続伸　ダウ平均は205ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は205.79ドル高の40140.86ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が150.23ポイント高の17331.95で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は34.45ポイント高の5433.67。

FRB注目の米PCEコア価格指数、6月は前年比で2.6%上昇で予想を上回る
●米商務省が発表したエネルギーと食品を除くFRB注目の米PCEコア価格指数、6月は前年比で2.6%上昇、市場予想が2.5%上昇。
●FRBが利下げに踏み切るかどうかのシグナルを待つ中、市場は注視している。ブルームバーグが調査したエコノミストの4分の3近くが、FRBは来週の会合で9月に4分の1ポイントの利下げに踏み切るだろうと述べている。

ローテーションの低下
●AIが約束したことをすべて実現できるかどうかが疑問視されるなか、株式投資家は人工知能の恩恵を受ける可能性のある見過ごされている銘柄やディフェンシブ銘柄に目を向けている。
●このローテーションは、AIがチップやソフトウェア以外の分野にも拡大しつつあることと重なり、この技術が必要とする膨大な電力と土地、そして最終的にその導入から恩恵を受ける可能性のある産業を視野に入れている。

JPモルガンのAI
● $ジェイピー・モルガン・チェース (JPM.US)$ は、OpenAIのChatGPTの独自バージョンであるLLM Suiteと呼ばれる生成型人工知能ツールを発表した。
●ブルームバーグが閲覧した社内メモによると、資産・富裕層管理部門の「多くの」従業員にアクセス権を与え、情報、ソリューション、アドバイスを提供できる調査アナリストのように考えるよう伝えている。

アップルのiPhone販売、中国でトップ5から転落
●中国ブランドの台頭が加速する中、 $アップル (AAPL.US)$ は4年ぶりに第2四半期の中国でのスマートフォン販売台数トップ5から脱落した。
●アップルの中国でのiPhone販売は競争激化により低迷を続けており、App Store、Apple Pay、Apple TV+などのサービス事業の2桁成長を相殺した。

【決算プレビュー】データセンター事業の堅調を維持？GSも強気のAMD、日本時間31日(水)引け後に24Q2決算を発表する予定
● $アドバンスト・マイクロ・デバイシズ (AMD.US)$ は日本時間7月31日(水)引け後に24Q2決算を発表する予定。
●市場は同社の売上高が前年同期比6.76%増の57.21億ドル、EPSは前年同期比823.5%増の0.18ドルと予想。
●同社のデータセンター業務の成長は堅調。MI300は23年第4四半期の発売以来、累計売上高が10億ドルを突破。
●AMDは今年後半に288ギガバイトのHBM3Eメモリを搭載したMI325を発表する予定。

【決算プレビュー】マイクロソフト、 成長の勢いに注目！AIの収益化競争で勝てるか？
● $マイクロソフト (MSFT.US)$ は7月30日(現地)引け後に24年Q4（4-6月）決算を発表予定。
●投資家は、マイクロソフトのAzureクラウド事業の持続的な成長に注目。
●マイクロソフト、投資家に対して人工知能への取り組みに関する最新情報を提供する可能性。
●クラウドの成長とAIへの投資は、高バリエーションの中で厳しく審査される。