米国市場の展望：エヌビディアCEO、自社株売却計画を完了　ダウ平均は27ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は27.87ドル高の42236.09ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が24.16ポイント安の18050.36で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は0.72ポイント高の5733.65。

トップニュース
株価は下落
● $S&P 500 Index (.SPX.US)$ が前日、今年41番目の過去最高値で取引を終えた後、水曜日のアメリカ株式先物は下げ幅を拡大した。
●先物取引は、今日のベンチマーク指数が0.3％下落することを示唆し、欧州のストックス600種株価指数は小幅に下落した。国債とドルは堅調だった。

金の記録更新
●金相場は水曜日、利下げ観測が強まり、史上最高値を更新した。金塊は水曜日の初めに史上最高値の1オンス＝2670.57ドルまで上昇し、その後上げ幅を縮小した。
●金と銀は今年29%上昇し、銀は34%上昇している。金利の低下は、金利を提供しない金と銀の両方に利益をもたらす傾向があり、ドル安は多くの買い手にとって金属を安くする。

エヌビディアCEO、自社株売却計画を完了
● $エヌビディア (NVDA.US)$ のジェンスン・フアン最高経営責任者（CEO）は年初に計画を公表した自社株600万株の売却を完了した。
●エヌビディアはコメントを拒否した。

中国の景気刺激策
●アジアでは、中国の景気刺激策によって株価が上昇した。
●中国の中央銀行は水曜日、1年物の政策貸付金利を過去最高水準に引き下げ、アドレナリン注射のような火曜日の広範な景気刺激策を後押しした。
●人民元は16ヶ月ぶりに1ドル＝7円を突破し、陸上指標のCSI300は2024年の損失を一掃する勢いとなっている。

OECDの楽観論
●OECDはその最新版で世界経済について明るい見通しを示し、強いインフレのストレスが緩和され、中央銀行が慎重な政策緩和を続けられるようになるにつれ、世界は新たな安定に落ち着きつつあると述べた。
●OECDは、2025年末までに20カ国・地域（Group of 20）の大半で物価上昇率が目標に達するだろうとしており、一方で主要な中央銀行はデータに依存し、金利引き下げには「慎重な」アプローチをとるべきだと警告している。