米国市場の展望：エヌビディアが下落、ビットコインは上昇　ダウ平均は254ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は254.08ドル高の41345.50ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が54.54ポイント高の17610.57で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は15.12ポイント高の5607.30。

市場の動向
● $エヌビディア (NVDA.US)$ の失望的な業績見通しを受け、市場はマクロ要因に目を向けようとしている。
●人工知能の熱狂が冷めつつあることを示唆するような不十分なガイダンスを発表したことで、エヌビディア株は米国市場の事前取引で下落したが、 $NASDAQ 100 Index (.NDX.US)$ と $S&P 500 Index (.SPX.US)$ の先物はそれまでの下落を帳消しにした。
● $米国債10年 (US10Y.BD)$ は低下し、 $USD (USDindex.FX)$ は月間で今年最大の下落に向かった。

エヌビディア決算
●ハイテク業界の決算シーズンで最も期待されるエヌビディアの四半期報告書は、ほぼすべての指標でアナリストの予想を上回った。
●しかし、 $エヌビディア (NVDA.US)$ の投資家たちは、四半期に大成功を収めることに慣れてしまっており、今回の数字はその条件に当てはまらなかった。
●投資家が懸念しているのは、エヌビディアの次なる大きな稼ぎ頭であるブラックウェル・プロセッサーの新ラインナップが、予想以上に製造が困難であることが判明したことである。この製品は、同社を支配する人工知能プロセッサーの次世代製品である。
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マクロに回帰
●それでも、決算シーズンが正式に終わりを告げたことで、焦点はマクロ環境に戻りつつある。マネー市場では、年末までに100bp相当の利下げが実施されるとの見方が強まっているが、米連邦準備制度理事会（FRB）が来月、25bpの利下げを実施するのか、それとも50bpの大幅な利下げを実施するのか、不透明な状況が続いている。
●アトランタ連銀のボスティック総裁は「利下げの時期かもしれない」としながらも、来月の利下げを裏付ける追加データを求めている。その鍵を握るのは、金曜日に発表されるFRBが推奨するインフレ指標（コアPCE）であろう。

米経済指標【新規失業保険申請件数】
結果　23.1万件
予想　22.9万件　前回　23.3万件（23.2万件から修正）（新規失業保険申請件数)
結果　186.8万件
予想　186.9万件　前回　185.5万件（186.3万件から修正）（継続受給者数)