米国市場の展望：エヌビディアは本日も上昇　ダウ平均は18ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は18.07ドル高の38825.40ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が16.97ポイント高の17204.87で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は3.77ポイント高の5357.80。

米国株式市場の 「マニア 」は続く可能性
●ゴールドマン・サックスのトレーディング・デスクによると、株高の宴はまだまだ続きそうであるという。
●7 月上旬には株式パッシブ・アロケーションからの資金が株式市場に流入し、初夏まで上昇が続く予想。
●さらに、株価は好調な季節トレンドと個人投資家の投資意欲の高まりから恩恵を受けることになる。

米国の雇用市場はFRBが予想したほど好調ではない可能性
●米労働省が2日に発表したデータによると、米国は昨年、非農業部門雇用者数を月間約25万人増加させたが、米国の雇用の95％以上をカバーする別の四半期雇用賃金センサス（QCEW）データによると、昨年の米国雇用の月平均増加数は非農業部門雇用者数を約6万人下回った可能性がある。
●この点について、アイアンサイド・マクロエコノミクスの創設者であるBarry Knapp氏は、月例企業雇用調査は労働市場の状況を過大評価している可能性が高く、雇用市場は実際にはFRBの予測よりも弱い、と主張した。

エヌビディア、アップル抜き世界2位に！分割前に株価1500ドル超えあるか？！
●米国東部時間水曜日（5日）、「AIの帝王」 $エヌビディア(NVDA.US)$ は5.16％上昇し、1224.40ドルと再び過去最高値を更新した。
●エヌビディアの時価総額は2023年5月に半導体企業として初の1兆ドルを突破すると、わずか約3ヶ月で2兆ドルから3兆ドルに上昇した。エヌビディアはまた、時価総額3兆ドルの壁を突破した史上3社目となった。

銅の末端消費の底堅さは変わらず、長期的な上昇トレンドは維持＝シティ
●シティは、FRBの利下げサイクルが開始され、中国の支援政策の影響が完全に発揮されるにつれ、銅価格は今後12～18ヶ月で現在の水準から20％上昇し、トン当たり12,000米ドルまで回復すると予想している。
●シティは、トン当たり9,500ドルを下回る銅価格は、中期的に購入するにはより魅力的な水準と見ている。

【市場の声】金価格、米雇用統計が予想外に弱ければ上昇へ
アクシス証券のシニアリサーチアナリスト、デビヤ・ガグラニ氏は、7日に発表される米非農業部門就業者数が予想外に弱い内容だった場合、米連邦準備制度理事会（FRB）のタカ派的なトーンが変化し、金価格が上昇する可能性があるとの見方を示した。

【速報】米・先週分新規失業保険申請件数は予想上回り22.9万件
米・先週分新規失業保険申請件数：22.9万件（予想：22.0万件、前回：21.9万）

ECBは利下げに踏み切る姿勢
●欧州中央銀行（ECB）は、インフレが十分に抑制され、経済への負担が軽減されていることを確信し、過去最高水準から金利引き下げを開始する準備を整えている。
●一方、ECBが今後どう動くかは不透明で、予想を上回る経済成長、インフレ、賃金上昇を示すデータを受けて慎重な見方が強まっている。