米国市場の展望：エヌビディアの2025年業績は市場予想を大幅に上回ると予想＝GS　ナスダック指数は18ポイント高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は11.07ドル高の40670.83ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が18.02ポイント高の17649.74で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は2.98ポイント高の5557.23。

$NYダウ (.DJI.US)$
$Nasdaq Composite Index (.IXIC.US)$
$S&P 500 Index (.SPX.US)$

トップニュース

注目されるFRB
●今週の重要イベントは、ワイオミング州ジャクソンホールで開催される中央銀行の年次会議で、ジェローム・パウエルFRB議長が米国の金融政策の方向性について新たな見解を示すと予想される金曜日となりそうだ。
●ウォール街はパウエル議長が利下げを示唆することに賭けているが、「利下げするのか、しないのか」から「どの程度の利下げを行うのか」へと議論がシフトする中、株式トレーダーは物足りなさを感じるかもしれない。
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バフェット氏とソロス氏は「M7」のポジションを減らし、現金保有を増加
●最新の米インフレ統計で米景気後退懸念が後退し、投資家が株式市場に回帰している。ここ数週間、米国株式市場は上昇し、下げが深まるかと思われた株価を戻している。しかし、より急激な反落の兆しはまだある。
●ウォーレン・バフェット氏の $バークシャー・ハサウェイ (BRK.A.US)$は今年第2四半期に現金残高を過去最高の1890億ドルに増やした。これは、株式市場の大幅な後退に備えた防衛的な動きと思われる。もちろん、バークシャー・ハサウェイにとっては、より妥当なバリュエーション・レベルで市場に再投資する機会にもなるだろう。
●ソロス氏もバフェット氏も、現金保有を増やすために長期的な株式ポジションを減らしている。しかし、ソロス氏はさらに一歩進んで、ポートフォリオを下落から守るためにプット・オプションを購入し、ヘッジを行っている。ソロス・ファンド・マネジメントが新たに公表した13Fファイルによると、億万長者のヘッジファンド・マネージャーは、S&P500の既存のヘッジ・ポジションを追加した。そのポートフォリオには、 $アップル (AAPL.US)$ のプット、 $iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF (HYG.US)$ のプット、 $SPDR S&P 500 ETF (SPY.US)$ のプットが含まれており、これらの合計額は5億ドルである。さらにソロス氏のファンドは、 $ヴァンエック・半導体株ETF (SMH.US)$ と $iシェアーズ米国国債 20年超 ETF (TLT.US)$ に合計1億100万ドルのプット・オプション・ポジションを保有している。

エヌビディアの2025年業績は市場予想を大幅に上回る＝ゴールドマン・サックス
●ゴールドマン・サックスは、 $エヌビディア (NVDA.US)$が第2四半期の電話会議で特定の顧客別のROI（投資利益率）を発表し、市場の信頼感を高めると予想している。
●ゴールドマン・サックスは、エヌビディアの第2四半期の売上高は297億6900万ドル、1株当たり利益は0.68ドルに達し、それぞれ市場予想を4.1％、5.9％上回り、2025年の1株当たり利益については市場予想を11％上回ると予想している。
●ゴールドマン・サックスはレポートの中で、エヌビディアの成長見通しに引き続き強気なのは、GPUなどAIインフラへの需要が引き続き堅調に推移することが主因だと述べている。

経済見通し
●週末のゴールドマンは、先週の小売売上高と失業保険申請件数のデータを引用し、今後1年間に米国が景気後退に陥る確率を25％から20％に引き下げた。
●9月6日に発表される8月の雇用統計が「それなりに良さそう」であれば、景気後退の可能性を15％まで引き下げる余地があると同社のエコノミストは見ている。

高い目標
●一方、ゴールドマンは、景気減速とドル安の見通しを考慮すると、アナリストが予想する来年のアメリカ企業の売上高は高すぎるとしている。
●同行によれば、2025年のS&P500の売上高は4％増となり、今年の6％増から鈍化すると予想。
●これは、ブルームバーグ・インテリジェンスがまとめたデータによると、アナリストが予想する2025年の売上高の平均5.8％増と比較したものである。

ーmoomooニュースZeber
出所：moomoo、Bloomberg、CME FedWatch、Dow Jones
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