米国市場の展望：エヌビディア、今年第4四半期に45万個のBlackwellのAI GPUを量産し、100億ドル超の収益をもたらす＝モルガンS　ナスダック指数は245ポイント高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は198.67ドル高の42113.42ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が245.13ポイント高の18327.34で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は39.96ポイント高の5762.22。

トップニュース
株価上昇
●中国が財政刺激策を発表した後、欧州株が上昇し、米国株先物もアジア株に続いて上昇している。
●特にナスダック100先物は、マイクロン・テクノロジーの収益見通しが上振れしたことで、株価の上昇を後押しした。米国債とドルは堅調。

マイクロンのAIブースト
●コンピューター・メモリー・チップの最大手である米 $マイクロン・テクノロジー (MU.US)$ は、人工知能の需要に支えられ、驚くほど好調な売上と利益の見通しを発表し、過去6ヶ月で最大の利益を上げる勢いだ。
●第1四半期の売上高は約87億ドルで、アナリスト予想の平均を上回るという。バラ色の見通しは、マイクロンがAI投資のブームから恩恵を受けていることを示す最新の兆候である。
●高帯域幅メモリと呼ばれる種類の製品の受注は、膨大な情報へのアクセスをより迅速に提供することでAIシステムの開発を助けるもので、同社や他のチップメーカーにとって有利な新たな収益源となっている。

エヌビディア、今年第4四半期に45万個のBlackwellのAI GPUを量産し、100億ドル超の収益をもたらす＝モルガンS
●9月24日、モルガン・スタンレーは最新レポートの中で、 $エヌビディア (NVDA.US)$ のBlackwellチップは現在量産体制に入っており、主要顧客からの需要が同社の大きな成長の可能性を牽引していると述べた。
●モルガン・スタンレーは、NVIDIAが2024年の第4四半期に45万個のブラックウェル・アーキテクチャーのAI GPUを量産し、100億ドル以上の収益をもたらすと楽観的に予想している。

米第2四半期実質GDP確定値は前期比年率3％増で予想を上回り、PCE価格指数は2.8％増
●米国経済は再び予想を上回る底堅さを示した。
●9月26日に発表されたデータによると、第2四半期の米実質GDPは前期比年率換算で3 ％増となり、予想値2.9 ％をわずかに上回った。 第1四半期の実質GDP成長率は1.6％増であった。

中国の景気刺激策
●中国政府首脳は、低迷する不動産セクターを安定させるための十分な財政支出と、「強力な」金利引き下げを要求。
●この問題に詳しい関係者によると、中国はまた、苦境にある経済を支える能力を高めるため、最大1兆元（1420億ドル）の資本を最大の国営銀行に注入することを検討しているという。

原油下落
●サウジアラビアが12月の増産に踏み切ると報じられた一方、リビアの各派閥が原油生産の一部再開に道を開く合意に達したことから、原油は2日続落した。
●フィナンシャル・タイムズ紙は、サウジアラビアが市場シェアを回復するため、非公式な原油価格目標である1バレル100ドルを放棄する用意があると報じ、一方、リビアの対立する東部と西部の政権代表が、OPEC加盟国の中央銀行の指導者を任命する手順について「初期合意した」と国連が発表した。