米国市場の展望：雇用統計前夜、米労働市場データの冷却で9月に50bpの利下げ観測が強化　ダウ平均は81ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は81.36ドル高の41056.33ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が21.06ポイント安の17063.24で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は5520.08ポイント高の5520.08。

エヌビディアに注目
● $エヌビディア (NVDA.US)$ は、反トラスト法調査の一環として司法省から召喚を受けていないと発表した。
●この下落により、トレーダーはいつ痛みが終わるのか、チャートを探し回っている。
●台湾の大手チップメーカー $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$ は、エヌビディアの大暴落に煽られたAI需要の強さに関する懸念を否定した。このシナリオは、引け後に $ブロードコム (AVGO.US)$ が発表する決算で改めて試されることになる。
●関連記事：【決算プレビュー】AI株NO.2のブロードコム、次のエヌビディアになれるか

雇用統計前夜
●ADPと失業保険申請件数が前哨戦として発表され、その後ISMサービス部門が発表される。
●米連邦準備制度理事会（FRB）のベージュブックは、ここ数週間、ほとんどの地域で経済活動が横ばいか減少していることを示している。
●そしてトレーダーは、雇用統計と金曜日に予定されているFRB高官の講演に備え、今後1年間の日本円の急騰に特化した賭け金を買い集めようとしている。
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8月の米雇用統計
●ゴールドマン・サックスは、金曜日に発表される待望の雇用統計が弱いものであった場合、株式市場は調整に向かう可能性があると指摘した。
●同行のスコット・ラブナー氏は、9月の最後の2週間はS&P500にとって歴史的に最悪の時期であり、自社株買いによる押し上げ効果も薄れるだろうと述べた。
●ジョン・オーサーズ氏は、今週の雇用統計は「不健康なほど大きなイベント」となっており、市場のネガティブなポジショニングが行き過ぎたものになるリスクが偏っていると述べた。
●関連記事：【プレビュー】8月の米雇用統計が明日の夜発表予定　利下げペースを左右？

テスラ、好材料がついに到来？株価は再び急騰できるか？
$テスラ (TSLA.US)$ の株価は、7月23日決算発表してから10％以上下落したものの、過去3ヵ月間で25％以上の上昇率を達成した。ウォール街の投資家はテスラの新たな材料を待っている模様。Q3の納車台数と決算、「ロボタクシー」のイベント開催などは10月発表される予定。また、テスラのヒト型ロボットOptimusも、9月5日から7日に開催される上海INCLUSION会議で出展される。