米国市場の展望：ウォラーFRB理事など要人発言に注目、ダウ平均は78.76ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は78.76ドル高の33683.41ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が21.57ポイント高の13505.81で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は4.09ポイント高の4339.75。また、今晩の要人発言は、ウォラーFRB理事、ボスティック米アトランタ連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁など。

生成ＡＩは来年、「冷や水を浴びせられる」との指摘
アナリストが予測レポートで、生成ＡＩは技術に関連したコスト上昇に伴い、来年には「冷や水を浴びせられることになる」と指摘している。生成ＡＩは結局のところ過大評価され、運用コストが高過ぎることから、小規模開発者は困難に直面するという。

60/40運用のリスク増大、株・債券の相関高まる－新たな時代示唆か
ここ数カ月に見られる両資産間の連動した動きは、米連邦準備制度による追加引き締め懸念の中で、株式と債券が共に売られやすい時期における米国債のヘッジ機能に関する議論を再び活発化させている。ＢＩのアナリストはリポートで、「数十年間おおむねマイナスだった米国の株式と債券の関係が急速にプラスに転じた。これが定着すれば、株式60％・債券40％という標準的なポートフォリオのリスクが増大し、大きな意味あいを持つ新たな時代に入る可能性が示唆される」とコメントした。

IMF、米国の23・24年成長率見通しを上方修正
国際通貨基金（IMF）は10日発表した最新の世界経済見通しで、2023年と24年の米国の経済成長率見通しを引き上げた。一方で、世界経済の見通しはおおむね据え置いた。米経済成長率見通しは23年は2.1％、24年は1.5％にそれぞれ上方修正した。

世界景気リスクは下振れ＝中東衝突、影響評価は「時期尚早」―IMF
国際通貨基金（IMF）は10日、景気の先行きリスクは「依然として下振れ」と警戒感を示した。また、イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの軍事衝突の影響については、評価は「時期尚早」との見方を明らかにした。

世界200行、利上げで景気後退なら資本不足　IMF試算
国際通貨基金（IMF）は10日、国際金融安定性報告書（GFSR）を公表した。インフレを起因とする中央銀行の利上げが続き、景気後退に陥った場合、世界でおよそ200の金融機関が規制資本を割り込むなどの危機に至るとの試算をまとめた。IMFは「米地銀からの預金流出は3月の混乱以来安定し、株価もやや回復している」と評価する一方、企業や個人の借り入れ負担が増しているとして、「金融の安定性リスクは4月と同様、高まったままだ」とする。

国内銀行など、9月外債3.4兆円買い越し　含み損も
財務省が10日発表した対外・対内証券売買契約などの状況によると、国内投資家は9月に海外の国債など中長期債を3兆3963億円買い越した。買越額は3月以来およそ半年ぶりの水準となった。米国など海外金利が上昇する中、利回り上昇で投資妙味の増した海外の債券に銀行などから買いが集まった。もっとも足元で海外金利の上昇傾向が続いている。国内勢が保有する海外債券の含み損が拡大している可能性がある。

トヨタとホンダ、中国販売4カ月ぶり増加　9月新車販売
$トヨタ自動車(7203.JP)$、 $本田技研工業(7267.JP)$、 $日産自動車(7201.JP)$の日系3社が10日、9月の中国での新車販売台数を発表した。トヨタとホンダがそれぞれ4カ月ぶりに増加した。販売促進活動を強化した効果が出た。一方、日産は他社との価格競争が激化した影響で4カ月連続の減少となった。

米コヒレント、デンソーと三菱電の炭化ケイ素事業出資を確認
米 $コヒレント(COHR.US)$は、炭化ケイ素（ＳｉＣ）事業に $デンソー(6902.JP)$と $三菱電機(6503.JP)$が合計10億ドルの投資を行うことで合意したことを確認した。
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配信元：Dow Jones、日本経済新聞、時事通信、MINKABU、Bloomberg