米国市場の展望：量子コンピューティング関連株再燃、ナスダック100指数再構成本日発効

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は39.77ドル安の42800.49ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が68.45ポイント高の19641.05で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は9.40ポイント高の5940.25。

トップニュース
トランプ氏、仮想通貨支持のミラン氏をCEA委員長に指名
米ドナルド・トランプ次期大統領は22日、スティーブン・ミラン氏を経済諮問委員会（CEA）の委員長に指名したと発表した。ミラン氏は暗号資産（仮想通貨）に肯定的な姿勢を示す人物だ。

同氏はインタビューで、仮想通貨は潜在的に、イノベーションやトランプ新政権で経済が繁栄する上で大きな役割を担う可能性があるとの見解を話している。

量子コンピューティング関連株再燃、ウォール街も楽観視
ウォール街のアナリストたちは、量子コンピューティングに関する議論に加わり、楽観的な見方が広がっている。D.A.デビッドソンは、 $イオンQ・インク (IONQ.US)$株を買い評価し、IonQは、複雑な問題を解決するために伝統的なコンピューティングがますます不十分になっていることに起因する量子コンピューティングの急速な成長を利用する純粋な投資であると主張している。

アナリストたちは、公開市場における量子コンピューティング企業には希少価値があると考えている。量子コンピューティング関連株は、ここ数週間、熱狂に巻き込まれている。 $リジッティ・コンピューティング・インク (RGTI.US)$が今日の時間外取引でさらに31％以上急騰。

米マイクロストラテジー、5262ビットコインを追加購入
米 $マイクロストラテジー クラスA (MSTR.US)$は先週、約5億6100万ドルで5,262個のビットコインを追加購入し、1ビットコインあたり価格は約106,662ドルだった。四半期迄今で47.4%の利回り、年初から73.7%の利回りを達成している。

ナスダック100指数の年次再構成、本日有効となる
米主要大手証券取引所ナスダックは13日、ナスダック100指数の年次再構成結果を発表した。 $パランティア・テクノロジーズ (PLTR.US)$、 $マイクロストラテジー クラスA (MSTR.US)$、 $アクソン・エンタープライズ (AXON.US)$、3社が追加される。一方、 $イルミナ (ILMN.US)$、 $スーパー・マイクロ・コンピューター (SMCI.US)$、 $モデルナ (MRNA.US)$が除外される。本日の市場開場前に発効する。

ブロードコム、大手銀による目標株価引き上げ相次ぐ
先週、ゴールドマン・サックスのアナリストは、 $ブロードコム (AVGO.US)$の「買い」レーティングと240ドルの目標株価を再確認した。ゴールドマン・サックスに加え、バークレイズも目標株価を200ドルから205ドルに引き上げ、トゥルーイストは目標株価を245ドルから260ドルに引き上げた。

スティーブン・ユー氏は、大手ハイテク企業が単一のサプライヤーへの依存を回避するため、ブロードコムは2025年に、AIチップのリーダーである $エヌビディア (NVDA.US)$を上回るリターンをもたらす可能性が高いと言う。

クアルコム、アームとのライセンス訴訟で勝訴
先週金曜日は、 $クアルコム (QCOM.US)$は英半導体設計企業の $アーム・ホールディングス (ARM.US)$とのライセンス巡る裁判で勝訴した。 これまでアームは、クアルコムがチップ新興企業の買収を通じてアームの技術を取得・使用したことで、チップ技術ライセンス契約に違反したとして訴えていた。

米デラウェア州連邦裁判所の陪審は、クアルコムが契約条件に違反しなかったとの判決を下した。これに対し、アーム社は再審理を求める意向を表明した。

トランプ関連株ランブル、テザー社が7.75億ドルの投資を発表
トランプ関連株の $ランブル (RUM.US)$、ステーブルコイン大手のテザー（Tether）から7億7500万ドル（約1201億2500万円）の戦略的投資を受ける契約を結んだ。同社が一時40%急騰。

ノボ・ノルディスク株が反発、売り一巡で
$ノボ・ノルディスク (NVO.US)$株が反発している。金曜日の売り一巡を受けたもの。同社の新しい実験段階の減量注射薬カグリセマの期待外れのデータを受けて金曜日に売り込まれていた。株価は金曜日の下げ幅の一部を取り戻している。