米国株高で分散投資への疑問が浮上
●トランプ氏の当選後、米国株式市場は力強い上昇を続けており、投資家はその政策が米国株をさらに押し上げると期待している。
●過去10年間にわたる米国株の好調なパフォーマンスは、分散投資が依然として必要かどうかをめぐる議論を再燃させている。
●理論的には分散投資はリスクを軽減するとされるが、今年は国際株式や固定資産が米国株と比べて見劣りしている。
●多くの投資家は依然として分散投資を堅持しており、高いバリュエーションが将来の米国株の上昇を制限する可能性があると考えている。
●ミルクリーク・キャピタル・アドバイザーズの最高投資責任者(CIO)であるマイケル・クルック氏は、株式の魅力は否定できないものの、内在するボラティリティや停滞、損失の可能性を考慮すると、分散投資の重要性が改めて浮き彫りになると指摘している。