米国市場の展望：株上昇相場は売りシグナルへ＝BofAのHartnett氏　ダウ平均は23ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は23.97ドル高の39089.23ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が50.76ポイント高の16786.79で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は13.61ポイント高の5281.45。

株上昇相場は売りシグナルへ＝BofAのHartnett氏
●Bank of America Corp.のストラテジスト、Michael Hartnett氏は、71%の株価指数が50日移動平均線と200日移動平均線を上回り、88%の限界値が逆張りの売りシグナルを示している中、世界的な株式市場の上昇は売りシグナルの領域に達している可能性があると警告している。
●米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げへの期待から MSCI All-Country World指数が過去最高値を更新するなど、米ハイテク大手以外にも上昇の幅が広がっているにもかかわらず、Barclays Plcのストラテジストによると、好調な経済データから金融緩和の可能性に疑問が生じ、同指数は5週間ぶりの下落に直面している。

【速報】米・4月耐久財受注速報値は予想上回り＋0.7％
米4月耐久財受注速報値：前月比＋0.7％（予想：-0.8％、3月：+0.9％）

米株下落、FRB利下げ観測後退で
●米連邦準備制度理事会（FRB）による初の利下げ観測がトレーダーによって後退し、米国株は1ヶ月以上ぶりの週間下落に転じた。この動きは、エヌビディアの急騰の影響を上回り、金曜日に世界中の市場で株価に打撃を与え、今週はドルと国債利回りを上昇させた。
●スワップ市場では、FRBによる最初の利下げは11月ではなく12月に行われるとの観測が強まっている。

もう少し忍耐強くいる必要＝アトランタ連銀総裁
●景気の過熱を避けるためにもう少し忍耐強くいる必要がある可能性。
●景気後退のリスクはない。
●物価にはまだかなりの上昇圧力がある。
●パンデミックに対する米国の政策対応は欧州より大きい。

米欧インフレの退潮はまちまち、金融政策見通しにも影響＝イタリアG7会合
●米金利据え置きは長期化。一方、6月にECB利下げが見込まれる。米国の強さに牽引される世界経済の二速化は、金融政策の同調性が低下する可能性に直面するG7会議の重要な焦点である。
●財務相たちは、地政学的緊張に影響されたヨーロッパの成長鈍化に対して、米国の経済成長の力強さを評価し、金融市場への影響を検討している。

25年までに最大2,500,000個の売上が予想される"魔法のAIチップ "「GB200」、一体何物なのか？
$エヌビディア (NVDA.US)$ の「GB200」スーパーチップは、発表以来市場で大きな注目を集めている。 同社の株価も今週の決算報告後に一時10％近く上昇し、1000ドルの大台を突破した。

市場に期待されている"魔法のAIチップ "「GB200」は、一体どんな魔法を持っているのか？スペックと同社従来製品との比較は記事の通り。
関連記事
次は1400ドル？「好調すぎる」エヌビディア、目標株価の引き上げ相次ぐ
エヌビディア、市場予想を上回る業績続く可能性も