米国市場の展望：米バンカメ、エヌビディアを買い推奨し　テスラ急落、Q4の新車販売台数が予想を下回る

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は115.87ドル高の42660.09ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が93.11ポイント高の19403.90で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は21.63ポイント高の5903.26。

トップニュース
今晩の展望
●米国株先物は上昇し、4日間の下落後の回復を示唆している。 $テスラ (TSLA.US)$ は車両納入に関する報告を控え、プレマーケットで1％上昇している。
●中国株式市場は急落し、CSI300指数は2.9％下落して取引を終えた。これは2016年以来、年初の取引日として最大の下げ幅である。投資家は予想を下回る製造業データと関税引き上げの見通しに直面している。
●欧州のガス価格は2023年10月以来の高値に上昇した。地域は厳しい冬の寒さに備えており、ロシアからウクライナ経由の供給は新年に輸送契約が失効した後、停止している。
●シティグループとバンク・オブ・アメリカは、世界的な気候関連の銀行連合から脱退することを決定した。これは過去1ヶ月でウォール街の貸し手が連合を離脱する最新の動きである。

ウォール街の2025年予測
●ドナルド・トランプ氏のホワイトハウス復帰から、米国資産の高騰、債券市場の警戒まで、金融界のエキスパートたちが来年に向けた見通しを示している。ブルームバーグの「Big Take」では、50以上の主要金融機関からの700を超える重要な予測が紹介されている。主なポイントは以下の通り。
●ウォール街では、トランプ氏のビジネス寄りの政策が企業に対する楽観的な見方を強めている。
●米国経済はトランプ氏の影響で新たな勢いを得ており、他の主要市場が関税の影響を受ける中、米国の優位性が強調されている。
●インフレは全体的に抑制されると見られているが、貿易障壁や移民政策の影響で目標値までの低下は難しいと予測されている。
●多くの金融機関が、前年の20％を超える株式リターンの再現は期待できないと警告しているが、AI主導の株式ブームの終焉を予測する声は少ない。
●金利や信用の面で債券利回りは堅調であり、シュローダーズは「債券を保有する古典的な理由である収入の生成が戻ってきた」と指摘している。
●ウォール街では、プライベート市場やヘッジファンドなどの代替資産への分散投資が推奨されている。

米バンカメ、エヌビディアを買い推奨し
●CES 2025が間近に迫る中、BofAは引き続き人工知能（AI）チップの巨人、 $エヌビディア (NVDA.US)$ を同行の「推奨銘柄」として位置付けている。同行はエヌビディアの株式に対して「買い」の評価を与え、目標株価を190ドルに設定している。
●同行のアナリスト、ヴィヴェック・アリヤ氏は、エヌビディアがCES 2025でBlackwellシリーズのGPUの最新進展や同社のロボット戦略に関する話題を取り上げる可能性があると予測している。その他の注目すべき話題として、エヌビディアのゲーム用グラフィックカードや次世代Rubinプラットフォームに関するさらなる情報が挙げられる。
●米国消費者電子機器ショー（CES）の公式ウェブサイトによると、エヌビディアのCEO、ジェン・スン・フアン氏は2025年1月7日午前11時30分（日本時間）にラスベガスで開幕講演を行い、最先端の技術革新のデモンストレーションを披露する予定だ。報道によると、エヌビディアは新しいGeForce RTX50シリーズのグラフィックカード（RTX5090、5080、5060など）を正式に発表する可能性があり、RTX5080は1月21日に正式に発売される予定とされている。業界関係者は、エヌビディアの提携ブランドがCES 2025で新製品を発表することを相次いで発表しており、RTX 40シリーズの在庫を消化した後、エヌビディアがGPU技術の新時代を切り開くことが期待されていると指摘している。

テスラ、24年Q4納車台数は49万5570台、時間外で一時5％急落
米 $テスラ (TSLA.US)$ 、2024年第4四半期の生産台数は45万9445台。納車台数は49万5570台、市場予想の49万8000台を下回った。

個別銘柄
●米国株式市場の2025年初取引日、主要テクノロジー企業の株価が上昇している。プレマーケットで、 $エヌビディア (NVDA.US)$ 、 $テスラ (TSLA.US)$ 、 $アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$ の各株は約1％上昇し、投資家の大型ハイテク株への強い関心が続いていることを示している。
●また、 $ビットコイン (BTC.CC)$ が3日連続で上昇を続けており、これに伴い、 $マイクロストラテジー クラスA (MSTR.US)$ の株価は一時6％、 $コインベース (COIN.US)$ は一時4.3％上昇している。

今こそ注目！夢を乗せる「宇宙関連株」、「トランプ×マスク」で天まで届く？驚異の1500％上昇銘柄も
米大統領選後、米国株市場で宇宙関連銘柄が力強く上昇し、選挙後の勝者の一つとして際立った存在となっている。トランプ次期米大統領の就任式（米国東部時間1月20日）が近づくにつれ、世界の投資家は「トランプ2.0時代」に備え始めている。米国の宇宙政策への影響に対しても注目が集まっている。市場は、新政権はNASAの現在の方針に対し、より積極的な政策転換を図る可能性があると見ている。トランプ氏の重要なパートナーであるマスク氏が、この変革を牽引する中心的な役割を担うと見られている。

【2025年の展望】米ハイテク大手、原発事業に参入加速！エネルギーがAI競争の新たな戦場に？
最近、AIの急速普及を背景に、グーグル、マイクロソフトやアマゾンなどの米ハイテク大手は、データセンター向けの電力確保が狙い、原子力などの清浄エネルギーへの投資を加速している。