米国市場の展望：ドル指数は100大台割れへ　「利下げの時が来た」とパウエルFRB議長　ダウ平均は25ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は25.76ドル高の41200.84ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が9.94ポイント安の17867.85で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は5.05ポイント高の5639.66。

利下げシグナル
●先週、パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長が来月の利下げを明言したことで、国債価格はさらに上昇した（利回りは下落）。
●パウエル議長は金曜日、ワイオミング州ジャクソンホールで開催されたFRBの年次シンポジウムで講演し、FRBが基準金利を20年来の高水準から引き下げる「時が来た」と述べた。
●トレーダーは、9月に行われる中央銀行の次回の政策決定で25bp引き下げられると見ており、50bp引き下げの可能性にも備えている。

データセンター銘柄、ハイテク大手より優位に
巨大ハイテク企業は、データセンターの所有者にはありがたいような、ありがたくないような存在だ。ハイテク大手はデータセンターのスペースを拡大することに貪欲だが、価格面では厳しい値引きを要求するパワフルさを持つ。この力学が、データセンター運営会社エクイニクスのような銘柄の賃料の伸びを長い間抑えてきたが、状況は変わりつつある。

メタ株、年初来50％上昇！「マグ7」でエヌビディアに次ぐ存在に　これからどうなる？
マグニフィセント・セブンのAI競争は2024年も続いている。 しかし、株価のパフォーマンスから見ると、これらのハイテク大手間の格差は広がっているように見える。

原油上昇
●ストライキの後、原油は上昇し、世界的なベンチマークであるブレントは1バレル80ドルに向かって上昇し、ウェスト・テキサス・インターミディエイトは75ドルを超えた。

●米国株式先物は、 $S&P 500 Index (.SPX.US)$ が金曜日に2週連続の上昇を記録した後、上昇に転じた。
●国債利回りは主要国債利回りで低下し、米ドルは今年最大の下げ幅を記録した後、底堅く推移した。

【速報】米7月耐久財受注速報値は予想を上回り
米7月耐久財受注速報値：前月比＋9.9％（予想：+3.9％、6月：-6.7％）

中東への警戒
●イスラエル軍機100機がレバノン南部を急襲し、先制攻撃と称してヒズボラのミサイル発射装置数千基を破壊した翌日の月曜日、市場は慎重に取引された。
●政府関係者によれば、イスラエルの攻撃は、ヒズボラがイスラエル北部に向けて数千発のミサイルを発射しようとしているという情報に基づいて行われた。
●イスラエルによれば、ヒズボラは200発以上のミサイルを発射して反撃したが、被害はごくわずかだったという。