米国市場の展望：下落の勢いは緩和、テスラとエヌビディアが小動き　ナスダック指数は10ポイント高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は25.24ドル安の39828.63ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が10.23ポイント高の17352.64で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は1.57ポイント高の5428.70。

株価急落
●昨日ウォール街で始まった世界的な株安は、木曜日にはさらに加速した。
●ストックス600は1％以上下落し、フランス株は10％の調整寸前、FTSE100は3ヶ月ぶりの安値をつけ、株価指数先物は水曜日に $S&P 500 Index(.SPX.US)$ が2.3％下落した後、ほとんど変化しなかった。

ヘッジ資産への逃避
●株価の暴落はヘッジ資産への逃避を呼び起こし、米連邦準備制度理事会（FRB）や他の中央銀行の早期利下げを求める声を高めた。2 年物国債利回りは 2 月上旬以来の低水準まで低下し、英国債とドイツ債も追随した。
●一方、円は対ドルで2ヶ月以上ぶりの高値まで上昇した。日米の金利差が縮小する可能性が高いとの見方が急増していることを反映している。
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次のステップ
●市場にとって次の重要な局面は、木曜日に米国が発表する国内総生産（GDP）と新規失業保険申請件数だろう。
●明日は、FRBが好んで使用するインフレ指標PCEの発表がある。
●来週は中央銀行の会合が目白押しで、金融市場は緩和の程度を見極めようとしている。
●現在、市場では9月までに米国が30ベーシスポイントの利下げを実施し、来週の日銀の利上げの可能性を50％と予想している。
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米4-6月期GDP速報値、前期比2.8％増で市場予想上回る　米コアPCEも予想上回る
米商務省が発表する4-6月期の米実質国内総生産（GDP）速報値は前期比年率2.8％増、市場予想の2%増を上回る。4-6月期米コアPCE速報値は前期比年率2.9％増、予想 2.7％増を上回ったが、前回の3.7％からは鈍化した。

テスラはAIによる割高、妥当な評価を大きく上回る＝UBSアナリスト
●UBSのアナリスト、Joseph Spak、Patrick Hummel、Alejandro Nunoは7月24日付のレポートで、 $テスラ(TSLA.US)$ の「売り」レーティングを再度発表した。
●マスク氏は火曜日、テスラの価値は主に自動運転技術にあると述べた。 一方、成功のタイミングと確率が不明確であることが課題だとUBSは指摘した。