米国市場の展望：ブロードコム、エヌビディアに代わって機関投資家の新たなお気に入りに　ナスダック総合株価指数は24ポイント安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は28.29ドル高の40443.73ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が24.83ポイント安の17982.74で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は0.89ポイント高の5565.30。

ブロードコムがエヌビディアに代わって機関投資家の新たなお気に入りに？
●シティは先週、投資家のセンチメントから各AI関連銘柄のその後の動きの可能性を捉える投資家調査を開始した。
●シティの調査によると、 $ブロードコム(AVGO.US)$はより多くのAI顧客を抱え、VMwareから付加価値を得ていることにより、投資家のブロードコムに対するポジションは $エヌビディア(NVDA.US)$に追いつきつつあり、各機関投資家のポジションの1位になろうとしている。 一方、エヌビディアに対する投資家心理は冷え込んでいる。
●なかでも $アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD.US)$に対する投資家の見方は最もネガティブで、MI300の優位性がエヌビディアの挑戦に直面し、受注減が収益減につながる可能性を市場は懸念しているが、シティは逆の見方をしており、MI300の受注は減らないと予想している。
●シティはまた、サムスンが24年第3四半期にHBMでエヌビディアと提携する可能性があるとして、 $マイクロン テクノロジー(MU.US)$をネガティブ・ウォッチ・リストに入れ、今後1ヵ月でマイクロンの株価はアンダーパフォームすると予想している。

決算の動向
● $テスラ(TSLA.US)$ と $アルファベット A(GOOGL.US)$ の決算がビッグテック回復の一助となるか注目される。
●テスラの営業利益率は6四半期ぶりに縮小する可能性があり、アナリストはロボットタクシーの進捗報告を求めている一方、アルファベットのグーグル・クラウドの売上と広告売上はAI製品によって押し上げられるだろう、と見られている。

アルファベットに拒否
●サイバーセキュリティの新興企業であるウィズ社は、アルファベットからの230億ドルもの買収提案を断り、代わりに新規株式公開の計画に固執した。
●Wiz社は、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureなどのクラウドストレージ・プロバイダーに接続し、そこに保存されているデータをスキャンしてセキュリティリスクを回避するというサービスを提供している。
●競争の激しいクラウドサービス市場でマイクロソフトやアマゾンに追いつこうとしているアルファベットにとって、今回の拒否は打撃となるだろう。

バフェット氏率いるバークシャー、中国BYDの持ち株比率を5％以下に縮小
著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社 $バークシャー・ハサウェイ(BRK.A.US)$はこのほど、中国の電気自動車（EV）最大手、比亜迪（ $BYD(01211.HK)$）の株式をさらに売却し、持ち株比率を5％以下に縮小した。香港証券取引所に22日提出された報告書によると、バークシャー・ハサウェイは、BYD株140万株を平均1株246.96香港ドルで売却し、持ち株比率はこれまでの5.06％から4.96％に低下した。

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