米国市場の展望：前日の反動や米国債利回り低下、ダウ平均は63.93ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は63.93ドル高の33682.81ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が51.75ポイント高の13115.36で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は9.10ポイント高の4282.63。

米長期金利上昇、物価抑制でＦＲＢ支援か－一方で軟着陸脅かす恐れも
米長期金利はこのところ16年ぶりの高水準を更新しており、同国経済のソフトランディング（軟着陸）シナリオを脅かす新たな逆風となりかねない。借り入れコストの上昇で、回復し始めた住宅市場はリスクにさらされ、企業の投資資金調達のハードルは高くなる。

債券トレーダー、米国債の一段の下落恐れる－ヘッジコストが急上昇
債券トレーダーは、最近の米国債の下落がまだ続くのではないかと恐れている。オプション市場では、特に長期の米国債の利回り上昇に対してヘッジするコストが急上昇し、昨年９月以来の水準に達した。

米30年物住宅ローン金利が7.41％に上昇、2000年来の高水準－需要圧迫
米住宅ローン金利は先週、2000年以来の高水準に達した。全米抵当貸付銀行協会（ＭＢＡ）が27日発表したデータによると、22日終了週に30年物固定住宅ローン金利は10ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）上昇し、7.41％となった。

米耐久財受注、8月は0.2％増 予想外のプラス
米商務省が27日発表した8月の耐久財受注額（季節調整済み）は前月比0.2％増となった。米政府がウクライナに提供した軍事用品の補充を進める中、国防資本財が伸びの大半を占めた。ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）がまとめたエコノミスト予想は0.5％減だった。

米株高けん引の主力株、目先の調整は弱気相場入りになるか　NVIDIA今こそ買いチャンス到来？
シティグループによると、先物市場では投資家がナスダック100指数を中心にショートポジションを積み上げており、米株高をけん引してきたハイテク株の売りを進めている。

米国、テック膨張にくさび　独禁当局がAmazonを提訴
米連邦取引委員会（FTC）が26日、反トラスト法（独占禁止法）違反の疑いで米 $アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$を提訴した。ネット通販の盟主の本丸に切り込み、独占的な地位乱用の是正で膨張に歯止めをかける。
配信元：Bloomberg、Dow Jones