米国市場の展望：S&P500 指数は少なくとも10％下落すると予想＝UBS　ダウ平均は98ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は98.20ドル安の40638.76ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が35.53ポイント高の17061.41で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は0.90ポイント高の5496.42。

鈍化しつつあるインフレ率
●米労働省が11日発表した8月の消費者物価指数（CPI）は前年同月比の上昇率が市場予想と一致の2.5%となった。
●米連邦準備制度理事会（FRB）の政策立案者にとっての問題は、このデータによって4分の1ポイントの利下げに固執するのか、それとも半分の利下げを選択するのかということである。トレーダーは、利下げ幅が縮小する可能性を織り込みつつも、利下げ幅が拡大する可能性にも備えている。
●シティグループのエコノミスト、Veronica Clark氏とAndrew Hollenhorst氏は9月9日付のリポートで、「労働市場や経済活動に対する下振れリスクを考えると、CPIが軟調に推移した場合、利下げ開始のハードルは低くなる可能性がある」と述べている。
●関連記事：更新 -【指標速報】米8月CPI、前年比予想と一致の2.5%上昇　伸びは前月から鈍化

ディベート・ウォッチ
●共和党のドナルド・トランプ氏が民主党のカマラ・ハリス氏と対戦した。
●当初は経済と移民問題が焦点となった。トランプ氏は国境政策でハリス氏を攻撃し、ハリス氏は自身の政策が「アメリカの中産階級と労働者を引き上げる」ことだと強調した。
●ディベートの余波は、資産の反応が鈍い一方で、ベッティング市場は億万長者のポップ・大スター、テイラー・スウィフトの支持を得たハリスに有利にシフトした。
●関連記事：
【焦点】ハリス氏の策にはまったトランプ氏 米大統領選討論会
更新 -【トランプvsハリス TV討論会】ハリス氏は「機会の経済」が経済に不安のある米国人を支援すると述べ、トランプ氏の減税案を批判

ソフトランディング
●ブレント原油は一時、2021年後半以来初めて1バレル70ドルを割り込んだ後、回復した。
●シティグループからJPモルガンまで、世界最大級の商品トレーダーが月曜日に述べたように、2025年には1バレル60ドル台まで下落するとの予測は、米国とその近隣諸国が不況に陥ることなく、高い借入コストの影響を乗り切る可能性をさらに高める可能性がある。
●「米国だけでなく欧州にも当てはまることだが、ソフトランディングの可能性は高まるだろう」と、リーガル＆ジェネラル・インベストメント・マネジメントの経済責任者、Tim Drayson氏は語った。

投資銀行・機関投資家の見解サマリー
● $ゴールドマン・サックス (GS.US)$

● $UBSグループ (UBS.US)$

● $三菱UFJフィナンシャル・グループ (MUFG.US)$

● $モルガン・スタンレー (MS.US)$

● $バンク・オブ・アメリカ (BAC.US)$