米国市場の展望：エヌビディアＣＥＯが「キングメーカー」に、言及した企業の株価上昇　ダウ平均は29ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は29.18ドル高の38819.61ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が71.52ポイント安の16031.93で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は10.33ポイント安の5139.09。

NVIDIAのCEO、AI半導体「より巨大に」　品薄感緩和へ
米半導体大手 $エヌビディア (NVDA.US)$が快走を続けている。18日に開いた自社イベントでは生成AI（人工知能）に使う半導体の新製品を発表した。ジェンスン・ファン最高経営責任者（CEO）はより高度化するAIを動かすのに「巨大な半導体が大量に必要になる」と強調した。課題だった製品供給も拡大し、品薄感は徐々に薄れていく見通しだ。
関連記事
エヌビディア株週内２倍強に賭けるオプション活況－YOLO勢のカジノに
日立、NVIDIAとAIサーバーやメタバース開発
エヌビディア、中国ＥＶ各社と提携拡大　自動運転技術強化

エヌビディアＣＥＯが「キングメーカー」に、言及した企業の株価上昇
米半導体大手 $エヌビディア (NVDA.US)$のジェンスン・フアン最高経営責任者（ＣＥＯ）が18日に行った基調講演は高い注目を集めたが、同社の株価を大きく動かすには至らなかった。しかし、エヌビディアの顧客やパートナーの株価には響いている。フアン氏は基調講演で「ブラックウェル」と名付けられた新たなプロセッサーデザインを発表。通常取引終了後の時間外ではエヌビディア株は一時約１％下落した。一方で、プレゼンテーションで同氏が言及した企業の株価は上昇している。
関連記事
エヌビディアが下落 「ブラックウェル」披露もサプライズはなかったとの印象＝米国株個別
NVIDIA、年内に先端AI半導体　性能高め競合引き離し

スーパー・マイクロ・コンピューターが10％急落、200万株の株式公募を発表
サーバーの製造・販売などを手掛ける米 $スーパー・マイクロ・コンピューター (SMCI.US)$が19日、200万株の普通株式を公募すると発表した。株式売出し発表後、同社株は時間外取引で10％以上急落。足元の株価は896.57ドルとなり、売買代金は2.33億ドルだった。

バフェット氏率いる米バークシャー、自社株買い加速　年初から22億─24億ドル
米投資会社 $バークシャー・ハサウェイ (BRK.A.US)$が自社株買いを加速していることが分かった。ウォーレン・バフェット会長が同社株を割安と考えていることを示唆している。当局に１５日提出した資料によると、同社は年初から３月６日までにクラスＡ株３８０８株相当を買い戻し、購入時期にもよるが約２２億─２４億ドルを投じた。

暗号資産市場にもＡＩブーム、トークン上昇率がビットコイン超え
人工知能（AI）ブームが暗号資産市場にも大きな影響を及ぼしている。AIに特化した暗号プロジェクトに関連するコインは $エヌビディア (NVDA.US)$のようなハイテク株と並んで急騰。機械学習のようなアプリケーションに対する投資家の飽くなき欲求に後押しされた。世界最大の仮想通貨ビットコインが記録的な水準まで上昇する中、多くのAIトークンの過去１年間の上昇率は、ビットコインをも上回った。コインゲッコーのデータによると、時価総額は、昨年４月時点のわずか２７億ドルから２６４億ドルに拡大。暗号プロジェクトに関連するトークンは過去３０日間で１４５─２９７％上昇している。
関連記事
ビットコインが一時5.7％下落、2週間ぶり安値　リスク回避で
仮想通貨関連株が時間外で下落＝米国株個別

EVよりハイブリッド車、米で人気急上昇
自動車メーカーは長年、面白みのない低燃費車というハイブリッド車（HV）のイメージからの脱却に取り組んでおり、よりスポーティーなデザインと高い馬力を持つように作り直してきた。かつてニッチな存在だったHVは今や米国で最も人気のある車になっている。

【FOMCプレビュー】現状維持か？利下げ開始時期に加えQT終了の議論にも注目
2日間にわたるFOMC金融政策決定会合は、日本時間の21日木曜日の03:00に終了する予定。パウエル氏FOMC議長の記者会見は日本時間の21日木曜日の03:30から行われる予定。ロイターが調査したエコノミスト108人のうち全員が、米連邦準備制度理事会（FRB）は金利を5.25～5.50％の範囲で据え置くと予想している。

米長期国債ＥＴＦが過去最長の下げ、3000億円流出－資金引き揚げ急ぐ
米長期国債に投資するものとしては世界最大の上場投資信託（ＥＴＦ）から資金引き揚げを急ぐ動きが市場で広がっている。堅調な経済成長が債券利回りの上昇圧力となり、安全資産の需要が後退する中、 $iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF (TLT.US)$は18日に８営業日続落となった。これは2002年の設定以来、最長の下げ。５週連続で資金が流出し、この間に引き出された資金は計20億ドルに達した。売り込まれた米国債がいずれ大きなリターンを生むとみて、トレーダーがＴＬＴに多額の資金を注ぎ込んでいた昨年から、状況が一変した。株式や暗号資産（仮想通貨）連動型ファンドがかつてないペースで資金を取り込み、リスク資産ブームの兆しが顕在化している。

ヘッジファンド、銀行株を過去1年で最大の買い＝ゴールドマン
米ゴールドマン・サックスの顧客向けメモによると、ヘッジファンドは１５日に終わる週に、過去１年間で最速のペースで銀行と金融の株式に買い注文を入れ、欧米の銀行株指数の高値を付けるタイミングをぴたりと捉えた。北米や欧州、アジア新興市場の金融株は、２週連続で資金流入が際立ったという。ＳＴＯＸＸ欧州６００種銀行株指数は年初以来８．３％上昇し、現在は２０１９年以来の高値圏で推移。ダウ・ジョーンズ銀行株指数 $Dow Jones U.S. Banks Index (.DJUSBK.US)$は年初以来６．６％値を上げた。