米国市場の展望：トランプ・メディア一時約16％急騰、ナイキが急落　ダウ平均は71ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は71.67ドル安の39092.39ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が32.42ポイント高の17891.10で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は5.61ポイント高の5488.48。

FRB注目の米PCEコア価格指数、5月は前年比で2.6%上昇、3年以上ぶりの低水準
米商務省が発表したエネルギーと食品を除くFRB注目の米PCEコア価格指数、5月は前年比で2.6%上昇、市場予想の2.6%上昇と一致、2021年3月以来の低水準となった。前期が2.8%上昇。

円リスク
●円相場が対米ドルで1986年以来の高値を更新しつつある中、円トレーダーはPCE統計に注目する。 ドル高が続くことで、日本による市場介入を期待する声が高まっている。
●一方、日本のTOPIX株価指数は、株主還元の改善と輸出企業を支える円安に後押しされ、1990年以来の高水準を記録した。

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選挙戦の懸念
●ジョー・バイデン大統領は、ドナルド・トランプ氏との選挙戦最初の大統領選討論会で苦戦し、彼の年齢に対する不安を煽り、民主党の間で彼を候補者として交代させるべきかどうかという疑問を投げかけた。
●バイデンは何度も言い間違え、何度も繰り返し、ある答えの最後で固まってしまった。一方、トランプ氏は虚偽と誇張に満ちた回答をし、11月の選挙結果を受け入れることを拒否した。
●この夜、トランプが勝利するという見方もドルを少し上昇させた。

アトランタ連銀総裁 第４四半期に１回の利下げ見込む
先ほどボスティック・アトランタ連銀総裁の発言が伝わり、第４四半期に１回の利下げ見込むと再表明。

米大手銀に重圧なし、ストレステスト厳格化でも
米連邦準備制度理事会（FRB）による今年のストレステスト（健全性審査）では、銀行全般がより大きな打撃を受けた。ただ、その打撃は過去ほどには銀行を失速させないかもしれない。

ナイキが下落
●スポーツウェア大手 $ナイキ B(NKE.US)$ の売上高見通しが予想を下回ったことで、ナイキ株は大暴落。同社ブランドへの需要が減退し、ライバルのアディダスに差をつけられているという投資家の懸念がさらに強まった。
●ナイキは、アナリストの増収予想に反して、今会計年度は減収になるとの見通しを示した。同社は、エアフォース1やダンクスニーカーといったトップセラーに代わる新製品の展開に苦戦しており、コンバース部門は四半期ベースで18％の減収となった。