米国市場の展望：TSMは3%超の上昇率で190ドルを突破　ダウ平均は16ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は16.11ドル高の39391.98ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が19.10ポイント高の18371.86で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は5.56ポイント高の5572.75。

パウエルに注目
●FRBのパウエル議長は、火曜日と水曜日に議会で講演する際、政策立案者たちが利下げに踏み切るには、インフレが減速していることをさらに確認する必要があると発言する可能性が高い。
●パウエル議長の発言は、木曜日に発表される6月の消費者物価指数を前に行われる。
●そして、シティグループとJPモルガンがこのデータを前に好んでいる大きな債券ベットが後押しされることになる。

バイデン氏への圧力
●議会民主党の有力議員数名が日曜日、先月のドナルド・トランプ氏との討論でつまずいたバイデン大統領に、党のホワイトハウス候補から身を引いてほしいと内々に語った。
●最新の離党者には、民主党の下院委員会リーダー数名が含まれており、バイデン氏の離党を要求している議員は下院から合計9名となる。
●もしバイデンが身を引くとすれば、民主党全国大会の代議員に対して、現在の候補者であるカマラ・ハリス副大統領など、自分が支持する後任に支持を切り替えるよう要請することができる。他の後任候補には、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム、イリノイ州知事のJ.B.プリツカー、ミシガン州知事のグレッチェン・ウィットマーなどがいる。

銀行の動きは平穏
●JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、シティグループの3行は金曜日に米銀の決算発表シーズンを迎えるが、トレーダーは株価上昇の足踏みを懸念していない。
●ブルームバーグがまとめたデータによると、JPモルガンとウェルズ・ファーゴのヘッジ・コストは2021年以来の低水準で推移しており、シティグループのヘッジ・コストは1年平均を下回っている。
●決算後のボラティリティに関しては、オプション市場は過去の決算後の株価の動きとほぼ同じと見ている。Cboeボラティリティ・インデックスは上半期に2017年以降で最低の平均値を記録している。

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