米国市場の展望：米国債20年超ETF最高値から48％安、ダウ平均は144.20ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は144.20ドル安の33862.68ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が90.36ポイント安の13180.96で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は24.56ポイント安の4312.88。

米国債20年超ＥＴＦ､最高値から48％安-「より高くより長く」直撃
長期債に投資する上場投資信託（ＥＴＦ）としては最大の $iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF (TLT.US)$ の価格が、2020年の過去最高値から48％下落した。金利をより高い水準でより長く維持する可能性を示唆した米連邦準備制度の金融政策が影響し、痛みが生じた。

米国債利回り加え原油価格高騰の中、米株市場の行方は？
FRBのタカ派的な発言に牽引され、米国債利回りは全満期で急上昇している。9月25日時点で、 $米国債1年 (US12M.BD)$ が5.444%、 $米国債10年 (US10Y.BD)$ が4.474%、 $米国債30年 (US30Y.BD)$ が4.570%に達し、それぞれ2000年12月、2007年10月、2011年4月以来の高水準を達成した。

トレーダーらに警告、変動金利ＥＴＦ投資の最良の日々は終わった
「より高くより長く」の米金融政策から恩恵を受ける上場投資信託（ＥＴＦ）に殺到するトレーダーは、利回り急上昇を捉える最良の日々は終わったとの警告を受けた。

米国債の「ベーシス取引」、金融システムへの脅威低下とゴールドマン
ゴールドマン・サックス・グループの金利ストラテジストらは、米国債の現物と先物との価格差を利用し、利益を得ることを目指す「ベーシス取引」の拡大について、金融システムを不安定にする可能性は以前に比べ低いと指摘した。

米政府閉鎖なら「米国債にマイナス」　ムーディーズ警告
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは25日、米連邦政府の政府機関が閉鎖に追い込まれれば、米国債の「信用面でマイナスだ」と表明した。経済への影響は「短期的」とする一方、金利上昇と債務残高の膨張で年間の返済負担が増え、「財政の柔軟性はさらに低下する」と警告した。

米政府閉鎖で何が起きるのか 早わかりQ&A
米議会が新たな歳出法案を通過させるための時間が残り少なくなってきた。新会計年度が始まる10月1日までに共和・民主両党が合意に至らなければ、連邦政府の多くの部分が閉鎖を余儀なくされる。そのようなことが起きる理由と米国民に及ぶ影響をまとめた。