米国市場の展望：米コアCPI、2カ月連続でのインフレ抑制示唆　ダウ平均は203ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は203.23ドル高の38950.65ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が158.60ポイント高の17502.15で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は33.81ポイント高の5409.13。

米5月CPI、前年比3.3%％上昇、市場予想を下回る
米国労働省統計局が発表した米5月の消費者物価指数（CPI）は前年比3.3%％上昇、市場予想の3.4%を下回る。前期が3.4%上昇。

アップル7％高！次のステップは時価総額で世界首位に？
●11日、 $アップル(AAPL.US)$ の株価は200ドルの大台に乗せて最高値を更新した。終値は7.3％近く上昇、2022年11月10日以来最大の上げ幅、時価総額は約2150億ドル増加、1日の時価総額増加額としては同社史上最大となった。
●アップル株は今年4月の安値から25％以上上昇し、テクニカルな強気相場に入った。今回の反発で時価総額は5000億ドル以上増加し、時価総額も3兆ドルに戻った。

テスラ・ロボタクシーは「今後数年間」実質的な収益をもたらさない＝JPモルガン・チェース
JPモルガンによると、完全無人運転技術は $テスラ(TSLA.US)$ のRobotaxiプロジェクトが直面する最大の課題であり、次世代生産プラットフォーム、不透明な規制環境、保留中のインフラも商業化を困難にしている。

世界石油市場、20年代末には大幅な供給超過に＝IEA月報
●国際エネルギー機関（IEA）は12日公表した報告書で、世界の石油需給は2020年代末には大幅な供給超過になるとの見通しを示した。需要の伸びが鈍化する一方で供給が大きく拡大する中で、余剰生産能力は新型コロナウイルス流行初期に見られたような水準に達するとみている。
●クリーンエネルギー技術の導入が加速する中、石油需要は2030年に日量1億0540万バレルと、伸びが縮小すると予想。一方で、石油生産能力は米国および米州の生産者がけん引役となり、日量1億1380万バレル近くに拡大すると予想している。
●需要増のペースは鈍るものの、インドと中国をはじめとするアジア各国の需要がけん引し、需要は30年には23年比で日量320万バレル増加するとみている。一方で、電気自動車（EV）の販売増や燃料効率の向上、発電での再生可能エネルギーの使用による需要抑制効果が高まると指摘した。