米国市場の展望：６月の米小売売上高は前月比横ばい　ダウ平均は52ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は52.06ドル高の40263.78ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が61.70ポイント高の18534.27で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は12.87ポイント高の5644.09。

米小売売上高、６月は前月比横ばい
米商務省が発表する6月小売売上高、前月比で横ばい、予想が0.30%下落、前期が0.30%上昇。

FRBの安心感
●パウエルFRB議長は、最近の経済データから、インフレ率が目標の2％に向かっているという確信が強まったと述べた。
●一方、メアリー・デイリー氏は、インフレ経路に対する確信が高まっていることに同意しながらも、それを確認するためのデータがまだたくさん残っていることを示唆した。
●ジョン・オーサーズ氏は、最終的にはFRBが投資家の判断に与える影響は、トランプ大統領の再登場の可能性よりも大きいと述べた。

トランプの帰還
●ドナルド・トランプは、共和党全国委員会大会で暗殺未遂事件以来初めて公の場に姿を現した。
●演説はなかったが、減税から規制の撤廃に至るまで、彼の政策の一貫性は明らかであり、ポピュリスト的政策がトランプ氏と一致する党内の新星、 JD Vance上院議員を選挙の伴走者に指名した。
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国債取引
●トランプ氏の大統領選出馬の勢いは長期国債に圧力をかけ、彼の政策が国の財政を悪化させ、インフレを促進させるとの見方から国債利回りを上昇させた。
●この「トランプ・トレード」は、債券市場のカーブが正常に戻ることに賭けた投資家に報いるものである。しかし、このトレードが本当に定着するには、FRBによる利下げが必要である。
●国債は上昇し、10年債利回りは3月以来の低水準に近づいている。