米国市場の展望：ＦＯＭＣの結果待ちの雰囲気、ダウ平均は112ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は112.16ドル高の38826.93ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が181.75ポイント高の16154.92で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は37.68ポイント高の5154.77。

トップニュース
米FRB金利見通し、今週は大幅な変更ないか
ロンバー・オディエ・インベストメント・マネージャーズのマクロ・マルチアセットチーム責任者フロリアン・イエルポ氏は、米連邦準備制度理事会（FRB）が今週開く連邦公開市場委員会（FOMC）で、大きな注目点となるドットプロット（FOMC委員の金利予測分布図）に大きな変更はない可能性が高いと述べた。同氏は、「今年の利下げ3回が再び示唆されるもようで、今後2年間で経済のソフトランディングが実現できるという、市場にとって一定の安心材料になるだろう」と述べた。

最近の株高はバブルではない－取り残されたハイテク株が示す
今年の相場上昇を受けて、株価が経済のファンダメンタルズに対して大きく先走り過ぎているのではないかとの議論が高まり、米連邦準備制度が投資家の期待通り早期に利下げを開始することに疑問符が付く中、過去２週間には上昇がほぼ止まっている。ソシエテ・ジェネラルのストラテジストらＳ＆Ｐ500種があと20％ほど上昇する可能性があると予想。ソシエテの米国株戦略責任者マニッシュ・カブラ氏は堅調な企業業績と世界経済指標の好転を挙げ「現在の上昇は、根拠なき熱狂というよりも、合理的な楽観主義によってもたらされていると考えている。これらの要因が勢いを維持すると予想している」と説明した。

債券利回りは株式にとって重要な水準に近い－モルガンＳウィルソン氏
債券利回りは株高を妨げる可能性のある重要な水準に近づいていると、モルガン・スタンレーのストラテジストらが指摘した。マイケル・ウィルソン氏率いるチームはリポートで「米10年債利回りの4.35％は、株式の金利感応度が高まる兆候を見極める上で重要なテクニカル水準だとみている」と説明した。利回りは現在4.30％前後で取引されている。

グーグルが時間外5％以上上昇、iPhoneへのAI「Gemini 」搭載で交渉中
ブルームバーグによると、 $アップル (AAPL.US)$は $アルファベット A (GOOGL.US)$傘下グーグルの人工知能エンジン「Gemini」をiPhoneに搭載する方向で交渉中。これを受け、 $アルファベット A (GOOGL.US)$株が18日の時間外取引で5％以上上昇。足元の株価は5.39%高の148.79ドルとなり、売買代金は5501.32万ドルだった。

エヌビディアが時間外で４日ぶり反発＝米国株個別
$エヌビディア (NVDA.US)$が時間外で４日ぶりに反発。アナリストが目標株価を従来の８８０ドルから１０５０ドルに引き上げた。投資判断は「買い」継続。

NY外為：ドル買い優勢、米3月NY連銀サービス業活動はプラスに改善
米3月NY連銀サービス業活動は＋0.6と、昨年8月以来のプラスに改善した。良好な結果を受けて、米国債相場は下落。10年債利回りは4.395％から4.326％まで上昇した。NY外為市場ではドル買いが優勢となった。ドル・円は149円01銭から149円20銭まで上昇。