米国市場の展望：アップル、エヌビディアに代わってAIの新王者へ？ダナスダック指数は134ポイント高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は31.11ドル高の41366.16ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が134.06ポイント高の17650.49で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は20.78ポイント高の5612.74。

【指標速報】FRB注目の米PCEコア価格指数、7月は前年比で2.6%上昇　市場予想が2.7%上昇
●FRB注目の米PCEコア価格指数、7月は前年比で2.60%上昇、予想が2.70%上昇、前期が2.60%上昇。

●関連記事：【市場の声】米失業率、8月は低下か＝Cエコノミクス

緩やかなインフレ率低下で、9月のFRB利下げは25bpとの観測が強まる
●ジャクソンホール会議で連邦準備制度理事会（FRB）が9月に利下げに踏み切る用意があることが実質的に確認されたとすれば、金曜日のインフレ・データは50ベーシスポイントではなく25bpの利下げへの予想を強めた、と一部のアナリストは述べた。
●7 月のインフレ・データがほぼ予想通りの結果となったことから、利回りはほぼ横ばいとなった。市場はまた、来月の利下げ幅を縮小することに賭けている。
●トレーダーは11月か12月に大幅な利下げが行われる可能性があると予想し続けているが、予想以上の下落がなく物価が徐々に冷え込むようであれば、市場はその予想を見直すかもしれない。

利下げ観測が台頭、米国債連騰
●金融緩和への期待から、米国債は過去3年間で最長の月間連騰を記録している。
●木曜日までの8月の米国債利回りは1.5％だった。
●ブルームバーグ米国債トータル・リターン・インデックスによると、2021年7月以来最長となる4ヶ月目の上昇となる。

●関連記事：
「米利下げトレード」第1弾！FRBの決断と共に、バイオテック株の反攻開始！？
「米利下げトレード」第2弾！ディフェンシブ性+AIブーム　公益株もチャンスある？
「米利下げトレード」第3弾！景気耐久期待で生活必需品株へ投資のチャンスを掴め！

8月の株価回復
●8月は目を覆いたくなるような株安で始まったかもしれないが、その後の堅調な回復により、世界の株式も4ヵ月目の上昇に近づいている。
●米国では、 $S&P 500 Index (.SPX.US)$ がマイナスとなった月は昨年末以来1度しかなく、2024年に入ってから17%の上昇を記録している。

アップルがエヌビディアに代わってAI銘柄筆頭に躍り出る理由＝シティ
●シティは、AI産業はインフラ段階から最終消費者段階へと移行すると見ており、 $アップル (AAPL.US)$ は「アップル・インテリジェンス」によってAIデバイス時代にさらなる成功を収めると予想している。

●現在、アップルは新型iPhone 16を発表しようとしており、9月9日の製品発表イベント「It's Glowtime」で正式発表される予定。 シティのアナリストは、AI機能をより良くサポートするためのiPhone 16のハードウェアのアップグレードが、発表会の大きな目玉になると予想している。

●シティの見解では、AI携帯電話市場は大きな可能性を秘めている。 同社アナリストは調査報告書の中でIDCのデータを引用し、今後5年間のAI携帯電話の年平均複合成長率は78.4%に達し、市場平均をはるかに上回ると述べている。

【速報】インテルが時間外6％超急伸　ファウンドリ 事業売却の可能性＝BG
$インテル (INTC.US)$ は、投資銀行の $モルガン・スタンレー (MS.US)$ と $ゴールドマン・サックス (GS.US)$ と共に、困難な時期を道乗り切るを模索していると、ブルームバーグが報じた。

欧州楽観論
●欧州株も4週続伸し、過去最高値を更新している。
●金曜日には、良好なインフレ・データが相次ぎ、ユーロ圏の物価上昇率が2021年半ば以来の低水準に落ち込んだという報告が発表された。
●この数字は、フランス、スペイン、ドイツの同様の鈍化に続くもので、欧州中央銀行（ECB）が金利をさらに引き下げることを後押ししている。