米国市場の展望：エヌビディア、2025年も引き続き市場シェアを拡大？　ダウ平均は0.63ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は0.63ドル安の42511.37ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が91.00ポイント安の18200.62で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は13.68ポイント安の5778.36。

トップニュース
米9月CPI、上昇率は全般的に予想を上回る　米FRBによる利下げ見送りの期待が後退
米9月の消費者物価指数（CPI）は前年比2.4%に低下し、8月の2.5％を下回ったが、市場予想の2.3%を上回った。前月比は0.2%上昇、市場予想の0.1%上昇を上回り、前期が0.2%上昇。

利下げへの反発
●米連邦準備制度理事会（FRB）の最新会合議事録によると、中央銀行による50bpの利下げに対する反発が明らかになった。一部の高官は緩やかなペースでの利下げを望んでいる。
●これは、労働市場が持ちこたえれば、パウエル議長が政策決定者からさらに大幅な利下げへの支持を得るのに苦労することを意味する。
●しかし、FRBのメアリー・デイリー氏は、今年中にあと1回か2回、25ベーシスポイントの引き下げが行われると見ている。

推論コンピューティングがAIチップの長期需要を押し上げる＝モルガン・スタンレー
● $エヌビディア (NVDA.US)$ の経営陣は、AIサイクルはまだ初期段階にあると述べている。 OpenAI o1モデルのリリースにより、より複雑な推論問題を解決するための新たなAIの物語が展開され始めている。 これはハードウェアに対する需要を高めるものであり、エヌビディアが今後提供するラックが最適なソリューションである。
●この点に関してモルガン・スタンレーは、推論コンピューティングの複雑さと需要は指数関数的に増加しており、特にタスク指向の推論がエヌビディアに新たな成長機会をもたらしている、とレポートで指摘している。 エヌビディアのフルスタック・ソリューションは、このような複雑な問題を解決する上で大きな利点を提供している。
●同レポートはまた、推論コンピューティングは指数関数的に成長するため、推論ハードウェアへの投資の必要性が大幅に増加することを意味するとしている。 エヌビディアのAIプロセッサー市場シェアは2024年と2025年に増加する可能性が高く、出荷台数の増加傾向は今後も続くと予想されている。

中国のボラティリティ
●投資家は週末に予定されている財政政策説明会の結果を待ち、最近の中国市場の上昇を維持するためにさらなる景気刺激策に期待を寄せている。
●週明けに新たな景気刺激策が実施されなかったことへの失望感から、ゴールデンウィークからトレーダーが戻った火曜日、ヘッジファンドは中国株を記録的な量売却した。