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米、ガソリン高騰なら戦略石油備蓄を再放出する用意

バイデン米政権は、今夏のガソリン価格の高騰を食い止めるため、戦略石油備蓄(SPR)を再び放出する用意があると、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が17日に報じた。
米大統領上級顧問(エネルギー・投資担当)のエイモス・ホクスタイン氏は、原油価格は「多くの米国人にとってまだ高すぎる」とし、「もう少し下落することを望んでいる」とFTに語った。
SPR補充について「エネルギー安全保障という本来の目的を果たすために必要な水準に向け、来年まで購入を続けるだろう」と述べた。
バイデン政権は2022年、ロシアのウクライナ侵攻に伴う原油価格高騰を抑えるためにSPRから過去最大となる1億8000万バレルを放出。
SPRは40年ぶりの水準に落ち込んだ。
今年に入ってエネルギー省は、毎月約300万バレルをSPR向けに購入している。
グランホルム米エネルギー長官は今月、ロイターに、今後はSPRの補充ペース加速が可能になるとの見方を示した。
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