米国株は年末に向けて上昇へ、Ｓ＆Ｐ500種は6200に－ゴールドマン

2024年11月25日 23:27 JST
Ｓ＆Ｐ500種は直近の終値から約４％上昇へ－ルブナー氏
米国株への３カ月間の資金流入は2021年以来の大きさ－ゴールドマン
米国株の年末ラリーが今週から始まり、Ｓ＆Ｐ500種株価指数は約４％上昇して6200に達すると、ゴールドマン・サックス・グループのトレーダー、スコット・ルブナー氏はみている。
　　株式のトレーディングが最良の季節パターンに入るのと時を同じくして、株式と暗号資産の領域全体でリテール投資家のユーフォリア（陶酔感）が加速していると、ルブナー氏は22日付の顧客リポートで指摘。企業の自社株買いに対する需要も高まっており、これも数日内にラリーが始まり得る理由の一つだとしている。

「（感謝祭の祝日である）28日に七面鳥を食べ、その後にＳ＆Ｐ500種をショートする投資家は多くはないだろう」とルブナー氏は記した。
　　また前の週に見られた調整局面は典型的なものだと指摘。米国株への３カ月間の資金流入は2021年以来の大きさとなったほか、11月の資金流入は月間ベースで過去最大になる可能性があると、ルブナー氏は指摘した。

米大統領選が行われた11月５日以降、Ｓ＆Ｐ500種は3.2％上昇し、ラッセル2000指数は6.5％上げている。大統領選の年には相場の上昇は１月まで続くことが多く、勢いが弱まるのは大統領就任式の直前だと、ラブナー氏は指摘している。