5月に注目すべき米株の重要イベントは?FOMC、アップルとエヌビディア決算、バフェット株主総会など

5月を見据えて、地政学的リスク、先行き不透明な業績、インフレ率の上昇、季節的要因などが重なり、市場はプレッシャーにさらされている。

「Sell in May and Go Away（5月に売り逃げろ）」

この時期になるとこの格言が出てくるが、5月に上昇トレンドを記録できれば、残りの年のパフォーマンスにポジティブなシグナルを放つことが期待できるというのが市場の見方だ。

1982年以降、5月のパフォーマンスが良かった年（リターンが6.5％～9.5％）は、約90％の確率で上昇トレンドが継続し、年間平均で最大13％の上昇を記録している。

5月1日（米国東部時間4月30日引け後）には、 $アマゾン ドット コム(AMZN.US)$、 $アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD.US)$、 $スーパー マイクロ コンピューター(SMCI.US)$の大型決算が相次いで発表される。

5月2日、FRBは頑強な物価上昇圧力を背景にFOMCを開催し、パウエルFRB議長も金融政策記者会見を行う。

5月3日（米国東部時間5月2日引け後）には、ハイテク大手の $アップル(AAPL.US)$の最新決算が発表される。同日に、米国の4月非農業部門雇用者数が発表され、米国の労働市場の状況を観察する新たな材料となる。

5月4日、バフェット株主総会が開かれ、世界の投資家がオマハに集まり、93歳のバフェット氏が一人でアナリスト、株主、メディアなどからの質問に答える。

5月7日、アップルが新しいiPadを発表するスペシャルイベントを開催。

5月23日（米東部時間5月22日引け後）には「地球上で最も重要な銘柄」と呼ばれる $エヌビディア(NVDA.US)$の決算発表があり、同日には米連邦準備制度理事会（FRB）が金融政策決定会合の議事要旨を公表する。

さらに、PPI、CPI、PCEなど、一連の重要な経済データも発表される。

出所:moomoo
—moomooニュースEvelyn