どっちの株価が上昇した？経団連会長の輩出企業ＶＳ楽天三木谷会長率いる新経連の理事企業

日本産業パートナーズなど国内連合によるＴＯＢが成立し、年内にも上場廃止の見通しとなった $東芝(6502.JP)$。「財界総理」とも言われる日本経済団体連合会（経団連）会長を過去に輩出したことのある“名門”企業としては、初の上場廃止となる。
そこで、歴代の経団連会長を輩出しているその他の企業8社について、今年に入ってからの株価の状況をまとめた。併せて、「日本で最も新しい経済団体」とされる $楽天グループ(4755.JP)$の三木谷浩史会長率いる新経済連盟（新経連）の理事の輩出企業7社と比較してみた。

結果は一目瞭然で、経団連の歴代会長を輩出している企業が“圧勝”しており、8社のうち5社が日経平均株価の年初来騰落率24.82％を上回っている。
一方、新経連の理事を輩出している企業7社は全社が日経平均を下回り、うち5社は株価を下げている。個別の企業の業績や財務状況に加え、金利先高観の中でグロース株を嫌気しバリュー株が選好される市場環境も大きな要因になっているとみられる。
ただ、経団連の歴代輩出企業の中で、現在の経団連会長が所属する $住友化学(4005.JP)$だけが株価を下げている。一方の新経連の代表理事が所属する楽天グループは理事の輩出企業の中では最も株価を伸ばしている。

関連銘柄： $日産化学(4021.JP)$、 $日本製鉄(5401.JP)$、 $東京電力ホールディングス(9501.JP)$、 $トヨタ自動車(7203.JP)$、 $キヤノン(7751.JP)$、 $東レ(3402.JP)$、 $日立製作所(6501.JP)$、 $サイバーエージェント(4751.JP)$、 $LIFULL(2120.JP)$、 $デジタルホールディングス(2389.JP)$、 $ソースネクスト(4344.JP)$、 $テクマトリックス(3762.JP)$、 $クラウドワークス(3900.JP)$