マスクの給与パッケージはTSLAにとって損になる？

今度の $テスラ(TSLA.US)$ 株主総会は、同社にとって損になると考えている。問題となっているのは、株主がマスク氏が560億ドルの給与パッケージ（当初は2018年に合意され、今年初めにデラウェア州判事によって破棄された）を受け取るべきだと考えるかどうかだ。委任状アドバイザリー会社であるISSとグラスルイスは、このパッケージを承認することに反対するよう勧告しており、多くの機関投資家もそれに従っている。それでも、調査対象者の過半数（56％）はこの提案が承認されることを期待していると答えている。

しかし、この投票がどちらに転んでも、TSLAにとってはネガティブな結果になると予想している。結果は二つに一つだ：

この給与パッケージが承認されれば、マスク氏の持ち株比率は25％に近づき、他の株主は10％減少することになる。

多くの株主にとっては、これが最後の藁となるだろう。反対票を投じる株主は、これはマスク氏が瀕死の会社からできる限りの価値を引き出そうとしていると見るだろう。特に、今年の販売減速（ハーツはテスラ車両を売却し、この動きは間違いだったと認めている）とスーパーチャージャーのチーム全員の解雇の後では。

もし給与パッケージが否定されれば、テスラの終わりの始まりを示すことになると思う。マスクはすでに、もし560億ドルを手に入れられなかったら、他の会社に軸足を移すと言っている。

彼はAIを他の会社で開発すると脅しており、NvidiaのGPUをテスラからxAIとTwitterに流用したことをすでに認めている。

マスクはテスラの主要な原動力であり、彼の存在と絶え間ない宣伝がなければ、彼の熱烈な支持者はテスラ株の保有を見直し始め、大幅な売りにつながると思う。