1.実用性
• ユースケース: 金融取引、スマートコントラクト、分散型アプリケーション(dApps)など、実際に使用される仕組みを提供している。
• 既存例: イーサリアム(Ethereum, ETH)はスマートコントラクトのプラットフォームとして広く使われている。
2. スケーラビリティ
• トランザクション速度と手数料の最適化: ネットワークが混雑しても迅速かつ低コストで処理できる仕組み。
• 既存例: ソラナ(Solana, SOL)は高速かつ低手数料なトランザクション処理を特徴としている。
3. セキュリティ
• 耐量子性: 量子コンピューターに対する耐性を持つ暗号化技術。
• 既存例: 現在開発中の量子耐性アルゴリズムを実装しようとしているプロジェクト(例: Algorandの研究)。
4. 分散性
• 非中央集権性: 管理者が存在しない、または極めて分散化されているネットワーク。
• 既存例: ビットコイン(BTC)は最も分散化が進んでいる暗号資産の1つ。
5. インターオペラビリティ
• 相互運用性: 異なるブロックチェーン間でデータや資産を移動可能。
• 既存例: ポルカドット(Polkadot, DOT)は異なるブロックチェーンをつなぐ仕組みを提供。
6. 環境負荷の低減
• 省エネルギー型のプロトコル: PoW(Proof of Work)ではなく、エネルギー効率の高いPoS(Proof of Stake)や他の仕組み。
• 既存例: カルダノ(Cardano, ADA)はエネルギー効率に優れたプロトコルを採用しています。
量子コンピューターによる脆弱性についての考察
現在の暗号資産と量子コンピューター
• 現在主流の暗号資産は、公開鍵暗号(RSAやECC)を利用しており、これらは量子コンピューターのアルゴリズム(例: Shorのアルゴリズム)に脆弱。
• 量子コンピューターが十分に強力になれば、公開鍵や秘密鍵を推測することで、ウォレットをハッキングできる可能性がある。
脆弱性が具体化する条件
1. 実用的な量子コンピューターの登場
現在の量子コンピューターはまだ試験段階であり、数千〜数百万の量子ビット(キュービット)が必要な暗号解読には遠いとされている。
2. 量子耐性アルゴリズムの導入不足
暗号資産プロジェクトが量子耐性アルゴリズムへの移行を怠った場合、脆弱性が悪用されるリスクが高まる。
量子耐性を持つ暗号資産
量子コンピューターに備えた暗号資産やプロジェクトもすでに存在し、以下のような特徴を持っている。
• ポスト量子暗号の採用: 量子コンピューターでも解読困難なアルゴリズムを使用。
• 既存例: IOTAは量子耐性技術(WOTS+)を採用しており、未来の耐性を構築中。
• ネットワークアップグレードの計画: イーサリアムやビットコインも、量子耐性のためのアップグレードが議論されている。
今後の展望と投資上の考慮点
1. 長期的な視点での評価
量子コンピューターによるリスクが現実化するまでには時間があるため、現在主流の暗号資産は短期的には影響を受けにくい。
2. プロジェクトの技術基盤を確認
ポスト量子暗号やその他の最新技術に積極的なプロジェクトは、長期的な安全性を期待できる。
3. 分散投資の重要性
一つの暗号資産だけに依存するのではなく、実用性やセキュリティなど多様な特徴を持つプロジェクトに分散投資により暗号資産という資産クラスの安全性は高まると考えている。
量子コンピューターの登場は暗号資産市場にとって新たな挑戦だが、それを見越した技術革新が進んでいる。
暗号を解読するShorのアルゴリズムを実行するには、約5000個の論理量子ビットが必要とされている。言い換えれば、暗号を解読するには何百万もの物理量子ビットが必要になる。Googleの現在のチップは、105個の物理量子ビットとのことなので直近の脅威ではないと考えているが、将来的に、量子コンピューティングがより小型、コモン化した場合、問題は顕在化すると考えると、価格変動を含めた転換点になる可能性がある。
イーロン仮面 : 量子技術も半導体と同じく、アメリカが圧倒的に先行しているのでしょうか?
さとこじ スレ主 イーロン仮面 : コメントありがとうございます。
んー、量子技術っていうと範囲がだいぶ広がっちゃうんですけど、例えばハード的なことでは最近のアルファベットのWillowはアドバンテージですし、ソフト面でもプログラミング言語のQ#がマイクロソフトで開発されてたり、nVIDIAもQODAが現在におけるCUDAと同じようにメインストリームになったりしたらめちゃくちゃ有利になるでしょうから、現況アメリカは強いと思いますねえ。私も調べるのに限界があって、研究室レベルとかだと知らないこともいくらでもあるので、漏れもあるから圧倒的に有利かは断言できないですけど。
イーロン仮面 : ありがとうございます!
さとこじ スレ主 イーロン仮面 : いえいえー。質問から新しい視点を得られることもあるのでこちらこそありがとです。こんな感じの個人的な所管の回答でもよければ質問でもお答えしますので、他の方もどぞー。
181768802 : GoogleのAlphaFold3は、創薬を新しい次元にしたと思うんですが、あまり話題になってない様ですが、既に織り込み済みなんでしょうかねえ
182701948 : 量子コンピューティングの発展により、暗号資産の安全性は確実に脅かされるだろう。ただそれ以上に、暗号資産以外の既存の金融システムに紐付く資産は、量子耐性が皆無であり、よりリスクにさらされていると考えられる。
以上のことより、紙幣や証券といった資産の暗号資産化がより進むことだろうと考えられる。そうなった場合に、発展するのはよりスケーラビリティに優れたブロックチェーンだと思われる(BTCは少なくともこの流れにはついていけない)
加えて、暗号資産を外界のネットワークから隔絶して保存するコールドウォレットの技術がより発展するものと思われる。
以上、妄想でした
さとこじ スレ主 181768802 : 私もAF3は全然すごいツールだと思いますねー。自分で実際に使うことができないので想像の範囲ですけど、創薬以外にも例えばenzyme研究でバイオリアクターとかの開発にも応用できたら産業的にもめちゃくちゃ革新的だと思うので、後は論文とか臨床データがバンバン出てきて、ベンチャーがもっとニョキニョキ出てきたら状況が一変する気がするので、私の個人的な見解としては、『織り込まれてるけど企業価値へのインパクトとしては小さかった』って思ってます。
いい野菜♫福来る♡ : ユースケースが開始される前に満たすべき条件やプロセスの完了後に得られる結果にも注目したいと思います♪
さとこじ スレ主 182701948 : これほんとそう思います。既存の金融システムの方がむしろ脆弱で、それがBTCかどうかは別として、暗号資産の方が対応は早いと思いますね。あと、スケーラビリティの点でもBTCは暗号資産として、廃れる可能性はどうしても考えちゃいますよね。分散とかコモン性ですぐには暴落するとは考えてないけど、私も100年後の暗号資産としてBTCが使われているかを考えると、だいぶ可能性は低いと妄想してます。
さとこじ スレ主 いい野菜♫福来る♡ : コメントありがとうございます。
現状NFT購入でETH使うってだけでもガス代まで考えると、やっぱり富豪の遊びって感じだし、決済手段として考えても、暗号資産全体で金の延べ棒レベルかなあとも思うので、注目していきたいですね♪
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