今回の米CPIの予想を超えた悪化により、利下げ期待と同時に、深刻化する景気後退がさらに浮き彫りとなり、失望や不安感で市場が瞬時に冷めてしまいました。債権や不動産等に流れたことでしょう。
そして今回はFRBが執拗にエビデンスを揃えることに固執しすぎて打ち手が明らかに遅れました。2024の年初の計画通りもっと早く利下げに踏み切っていれば事態はここまで悪化しなかったはずですし、同時に相反する心理状態に陥ることにならなかったと思います。（複数の専門家が指標発表時の利下げ期待と景気後退のバランスに警鐘を鳴らしています）
深夜ご投稿させていただいたように、昨日CPI発表後すぐ利下げへの期待感からNASDAQ100は一時急騰しました。じっと様子を見ていると発表後わずか1秒で垂直上昇し、数分後に景気後退への失望や不安が深い反落を引き起こしました。残念ながら後者の方が勝ってしまい下落がハイテク・半導体関連以外にも広範囲に及びました。また為替もほんと一瞬の動きだったので介入かどうかわかりません。
でも皆さんは悲観的にならないでください。そんな不安感は一時的なもので、また利下げがアナ...

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いきそうでいかない、