2025年はヘビ年。株価の先行きを占う参考に、過去5回のヘビ年の日経平均株価の動きをまとめた。そこから見えてくるのは、上昇も下落も、動きの幅が大きいということ。株価の動きに強く影響する“ヘビー”級なイベントも数多く発生している。
25年は政治面では米大統領にトランプ氏が返り咲き、国内では少数与党による政権運営が続く。国内産業では、基幹産業である自動車製造業で $本田技研工業 (7267.JP)$と $日産自動車 (7201.JP)$の統合交渉が進められ、小売最大手の $セブン&アイ・ホールディングス (3382.JP)$がカナダの同業からの買収提案を受けて事業構造改革が待ったなしになるなど、波乱含みの要素が目白押し。新年の株式市場に挑む前に、ヘビ年のアノマリーを参考にして「心の準備」をしておくのもよいだろう。
過去5回のヘビ年の平均株価の騰落は3勝2敗で、騰落率を単純平均すると15.25％の上昇となっている。1960年から2023年までの騰落率の単純平均は8.38％であるため、平均値でみれば、「例年より...

いまマーケットを動かす話題、これから世界を変えていくであろうテクノロジーの話題など、国内外にあふれる投資テーマを楽しく学んでいきます。
出演：天野ひろゆき（キャイ～ン）／松園勝喜（rh labo代表取締役社長）／鎌田伸一（ラジオNIKKEI解説委員）／八木ひとみ
※この番組は、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
投資にかかる最終決定はご自身の判断でお願いいたします。

AIブームを背景としたデータセンター建設需要の恩恵を享受しているのは、総合建設大手「ゼネコン」よりも、空調や電気など専門性の高い設備工事に強みを持つ「サブコン」と呼ばれる事業者だ。年内に入って上場来高値を更新する銘柄が相次いでおり、ここ3カ月で株価が1.6倍超に急騰した銘柄もある。
関連銘柄の多くは25年3月期中間決算が好調で、通期見通しの上方修正や配当の上乗せ予想をした銘柄も少なくない。データセンター“特需”が、売上増に加え、「売り手市場」を背景とした受注案件の選別が利益率向上に結び付いている。今後の業績の“先行指数”といえる受注高も前年同期を上回っている銘柄が多く、先行きの見通しも良好といえる。
その中でも11月以降に上場来高値を更新した、勢いのある空調工事4銘柄、電設工事2銘柄をピックアップする。
【空調設備工事サブコン4銘柄】
◆ $朝日工業社 (1975.JP)$
1925年に設立された空調・衛生設備工事の専業大手。クリーンルームなどハイテク環境制御装置に強みを持ち、工場・研究所やデ...

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