14日、岸田首相が9月の自民党総裁選に出馬しないと発表した。午前中に共同通信が速報し各社が続くと、日経平均株価は300円ほど上昇した後、550円ほど下落し、その後報道前の水準に戻るなど乱高下した。首相交代による不透明感が市場にインパクトを与えたとみられる。
為替レートも乱高下した。円は1ドル＝147円程度から146.2円ほどまで上昇した後、146.9円ほどまで戻した。
日本のトップの交代は、市場に少なからぬ影響を与えることが想定される。岸田首相の交代で注目の銘柄をピックアップする。
＜岸田首相不出馬で注目の銘柄＞
●総選挙が早まる可能性
衆院議員の任期満了は25年10月だが、「選挙の顔」である総裁が変わることで、自民党が総選挙の時期を早める可能性がある。選挙関連の銘柄としては、投票用機器関連の $ムサシ (7521.JP)$や $グローリー (6457.JP)$、ダイレクトメールや選挙用通知封筒などの $イムラ (3955.JP)$、世論調査や出口調査関連の $パソナグループ (2168.JP)$などがある。...