米商務省が発表する9月の米小売売上高は前月比0.4%増、市場予想の0.3%増を上回る。前期は0.1%上昇。

自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は前月比0.5%増、市場予想の0.1%増を上回る。前期は0.1%増から0.2%増に上方修正。

13セクターのうち、10セクターが成長、特に百貨店(花屋やペットショップを含む)が最も急速な成長を見せた。衣料品と日用品も堅調に推移。
原油価格の下落を背景に、ガソリンスタンドの収益は減少し、自動車販売もほぼ横ばい。

アナリストによると、今回の小売売上高データは来四半期も経済は好調に成長を続ける可能性を示し、労働市場が活況、消費者需要も堅調に推移の公算大。景気回復の兆しが見えても、FRBによる11月の利下げを停止させることはないが、25bpの利下げ観測は強まるだろう。
CMEグループのFedWatchツールによると、足元の市場は11月にFRBが25bpの利下げを実施する可能性は88.9%、利下げ見送りの可能性が11.1%程度とみている。

-mooomooニュースCitron