先日、アメリカは核融合技術において「ネットエネルギーゲイン」を初めて実現し、エネルギー技術に関する重大な突破口となった。今度は、アメリカの研究者が超伝導分野で重大な成果を上げ、常温超伝導を実現した。これは物理学を覆す新しい技術である。
Sciencenewsによると、アメリカのロチェスター大学の物理学者であるランガ・ディアス氏と彼のチームは、三元ルテチウム・窒素・水素システムと呼ばれる新しい材料を発見し、常温超伝導を達成したと、アメリカ物理学会会議で発表した。
この材料では、圧力10Kbarの条件下で超伝導転移が生じ、最高温度はわずか294K、つまり室温21度程度である。これにより、常温水平で人類が生活することが可能になった。
この気圧はまだ非常に高く、通常の大気圧の1万倍に相当するが、過去に常温超伝導を実現するために必要だった圧力と比べると大幅に低減されている。かつては何十万倍、何百万倍もの大気圧が必要だった。
現時点で、この研究は業界からの評価を受けておらず、また、このチームが以前に似たような論文を出していたことがあり、撤回されたこともある。しかし、この技術が確認されれば、物理学を覆す存在となり、人類の科学技術の多くの分野に深い影響を与えることになるだろう。