建銀国際は、神威薬業(02877)の目標株価を11香港ドルから9.5香港ドルに13.6%引き下げ、2024年の1株当たりの円益予測を1.249元に引き上げたとの研究報告を公表した。これは、中医薬の配方粒子による量販購入(VBP)の影響により、香港市場における中医薬の子分野の雰囲気が悪化した結果である。しかし、同社は今後も市場平均を上回る予想を維持しており、2023年からは配当利回りが7%となり、現金流の強化による恩恵も受けることができる。
報告書には、中草薬の配合粒子GPO/VBP(グループ購入組織/量販購入)の平均価格が前年比で50%減少したことが指摘されている。しかしながら、2023年第3四半期の配合粒子の売上高は前年同期比2%減少したものの、四半期単位では1%増加した。VBPによる売上増加により、大幅な価格の低下が補われていると考えられる。神威薬業の第3四半期の業績は基準を下回ったが、第4四半期は前四半期比で10%増加することが予測されている。売上高は前年同期比で4%増加したが、生産能力の過剰により予想より低い結果となった。報告書によると、同社の2023/24年の売上高予測は1%/4%引き下げている。しかし、民間医療サービスの普及による販売増加の恩恵を受け、2023年第4四半期の総収益は前四半期比で10%増加する見込みであり、同社の2023/24年の益予測は8%/6%上方修正している。