観点ウェブ情報：12月28日、東方明珠新メディア株式会社は、その全額出資子会社である東秦投資が所有する南京復地明珠置業有限公司の34%に相当する株式を担保に貸し出した11.22億元のローンが遅延していることを公告した。同ローンは36ヶ月の期間限定で、年利率は8%である。利息はすでに回収されたが、本金37.74億元が未返済であり、同社の直近の監査純資産の1.10%を占めている。
南京復地明珠のもう1つの大株主は、上海豫園旅遊商城（集団）株式会社の全額出資子会社である南京復城潤広投資管理有限公司であり、持株比率は66%である。南京復地明珠のプロジェクト開発および建設を支援するため、各株主は持株比率に応じて、南京復地明珠の全額子会社である復邑置業に出資している。
公示によると、ローンが期限切れになったのは、プロジェクトの開発と販売に影響を与える外部環境のためであり、短期間で資金面が圧迫され、償還が期限内に行われなかったためである。ただし、借款人が現在所有する資産の価値は、返済能力に相応するものであり、回収のリスクは比較的低い。東方明珠は、復邑置業と積極的に話し合い、解決策を探していると述べており、自社および株主の合法的権利を維持することを目指している。
公示は、南京復邑置業有限公司の主要財務指標とローンの遅延が同社に与える影響を明らかにしている。南京復邑置業の資産総額は44.4億元であり、負債総額は38.3億元であり、親会社所有者に帰属する所有者資本は6.1億元である。2023年1月から11月まで、南京復邑置業の売上高は0であり、営業利益は363.6万元、純利益は363.61万元であった。
東方明珠は、このローンの遅延が同社の生産経営および財務状況に大きな影響を与えていないと述べている。