
1月17日、JPモルガンは調査レポートを発表し、Futuの投資判断を「ニュートラル(中立)」から「オーバーウェイト(強気)」に引き上げ、目標株価を64ドルに設定した。
JPモルガンはFUTUについて次のように指摘した。
金利収入への懸念は行き過ぎだ。その理由は以下の通り:1)金利収入は当面堅調に推移している;2)金利収入へのマイナス影響は抑えられている;3)預金金利の低下は売買高の伸びで相殺される。
海外事業の拡大は、顧客とAUMの増加を押し上げる。海外の顧客数は、2021年末の約10%から増加し、23年第3四半期時点では約30%に達している。
Futuの自主プログラムである海外展開、金融商品の多様化 (デリバティブ)、および海外市場(米国や日本など) のサイクル的な回復は、売買高増加の上振れにつながる可能性が高い。
JP モルガン は Futu を「ニュートラル(中立)」から「オーバーウェイト(強気) 」に引き上げ、2024年から2026年のEPS年平均成長率15%、PEG0.8倍に基づいて目標株価を64ドルに設定した。
下振れリスク:
中国のハイテク株が軟調で、売買高が伸び悩む;
規制リスク;
有料顧客数の予想以下の伸び。
上振れリスク:
有料顧客数が想定以上に伸びる;
予想を上回る売買高の伸び;
予想を上回る経営効率の改善。