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更新-【指標速報】米ADP非農業部門雇用者数、4月19.2万人増で予想上回る

moomooニュース ·  05/01 07:15

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した4月の全米雇用報告によると、非農業部門雇用者数19.2万人増市場予想の17.9万人増を上回り、2023年7月以来の大幅増となった。3月が18.4万人から20.8万人に上方修正。労働市場の力強さを示している。

平均雇用ペースは、昨年後半に鈍化した後、ここ3ヶ月で加速しており、2023年上半期の増加幅にほぼ匹敵する。給与の伸びは引き続き鈍化している。

ドルは買いが一時優勢となったが米FOMCを控えた金利低下で限定的。米10年債利回りは4.68%付近から再び低下、一時4.65%台をつけた。為替市場でもドル買いは続かず。

同一就業継続者の給与は前年同月比5.0%増で、3月の5.1%増とほぼ同水準。転職者の給与は前年同月比9.3%増と3月の10.1%増を下回った

ADPのチーフエコノミスト、Nela Richardson氏は発表文で「4月の雇用は幅広い分野に広がった。情報部門(通信、メディア、情報技術)のみが低調で、雇用者数が減少し、賃上げのペースは2021年8月以来最小となった」と指摘。

4月は大企業と中堅企業が雇用を伸ばした。業種別で雇用が最も増加したのはレジャー・接客業で5万6,000人増と、夏季の観光シーズンを前に伸びを主導した。その他、建設業は3万5,000人増、貿易・運輸・公益業と教育・保健サービス業がともに2万6,000人増となった。専門・ビジネス・サービスは2万2,000人増、金融業は1万6,000人増となった。

民間給与計算代行業者大手のAutomatic Data Processing(ADP)社が、自身の持つ全米約50万社、約2400万人のデータを元に発表する雇用調査レポートにおける、月ごとの雇用者数の増減。2006年5月に始まった比較的新しい経済指標。市場の注目度が高い労働省による雇用統計のうち、非農業部門雇用者数(NFP)の民間部門との相関性が高いとされており、雇用統計の先行指標として注目される。

moomooニュース ー Sherry
出所:Investing、ADP® National Employment Report、MINKABU
この記事は一部に自動翻訳を利用しています

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