エヌビディアのCEO、黄仁勋氏は、同社の先進的なチップ技術により、50兆ドル規模の重工業が次の人工知能の波によって自動化される時期が既に成熟したと述べた。
黄仁勋氏は、人工知能が技術分野から医療保健などのさまざまな業種まで浸透したと述べたが、人工知能がまだ世界的に広く採用されていない大規模な領域には、成長の可能性がまだ多くあると指摘した。
「次の人工知能の波により、50兆ドルもの価値がある重工業が自動化される」と黄仁勋氏は述べた。
黄仁勋氏は積極的な英伟达の将来について話し、同社が未来の計算のための道を作り上げたと述べ、その道には約20年もの時間がかかったとも述べた。英伟达は現在、500万人以上の開発者や4万以上の企業、数千の人工知能企業を含むさまざまな顧客にサービスを提供している。
「英伟达は計算を加速し、臨界点に達したため、良性循環を実現している」と彼は述べた。
しかし、黄仁勋氏は股主総会で、競合他社にどう対抗してリードを保つかや、3月のGTCカンファレンスでまだ発表されていなかったルールを変えるための戦略については具体的な言及はしなかった。
また、彼は「英伟达史上最も成功した製品」と自信を持って話した次世代人工知能チップBlackwellの市場投入時期については言及せず、GTCカンファレンスでこのチップを発表したが、その後、価格や入手可能性についての情報は提供されていない。このチップの実行速度は、前身であるH100の2倍以上である。
これらの発言は株主にとって十分でなかったようで、英伟达の株価は水曜日の市場後に2%以上下落した。