知人者によれば、トヨタ自動車(TM.US)は上海の関係部署と単独工場の建設を検討している可能性がある。
情報筋によると、トヨタ自動車(TM.US)は上海の関係部署と単独工場の建設を検討している可能性がある。しかしその一方で、この日本の自動車メーカーが中国市場で踏ん張るのは冒険である。
情報筋によると、トヨタは特斯拉(TSLA.US)と同様の扱いを得るための交渉を行っており、減税、政策支援、土地補助、現地の合弁パートナーがいなくても直接工場を所有・管理できる能力などが含まれる。
筋によると、この世界最大の自動車メーカーはこの工場を活用し、高級ブランドのレクサスの電気自動車を生産する予定だ。
トヨタは中国の激しい市場競争において、大多数の外国の自動車メーカーと同じように不振を強いられているが、最高経営責任者の佐藤浩二は、昨年4月の就任後、「電気自動車優先」戦略を採用した。この戦略に従い、レクサスは数百万台の電気自動車を今後数年で発表するためのトヨタの先駆けとなると見られている。昨年10月には、トヨタはレクサスの電気自動車のコンセプトカーを発表した。
佐藤は後日述べたところによると、電気自動車はトヨタの「多角的」戦略で「欠けているパズルの一部」に過ぎない。同社の目標は、2026年までに年間150万台の電気自動車を販売し、2030年までに年間350万台を販売することである。
トヨタは日本と北米の工場にてレクサスブランドの車種を製造しており、これらの工場は全てトヨタが完全所有している。トヨタの全体的な販売台数は、5月には84万6,081台で、うちレクサスの販売台数は8.6%であり、ほとんどが北米とアジアに輸出されている。同月、トヨタは13,229台の純電気自動車を販売し、その中にはレクサスのマークがついた自動車も含まれる。
トヨタは中国市場で激しい価格戦争や地元ブランドからの激しい競争などに直面している。トヨタは世界的にはリーダーシップを占めているが、過去3年間、中国市場において出荷量の年間下落が続いている。カムリの新モデルを発売したにもかかわらず、同社の5月の中国での月間販売台数は前年同期比でほぼ14%減少した。