バークシャー・ハサウェイの声明によると、バフェットは、ビル＆メリンダ・ゲイツ財団と4つの家族慈善団体に、約53億ドル相当のバークシャー・ハサウェイB株式を寄付し、2006年から続く年次寄付で最大のものとなります。
また、米国のウォール・ストリート・ジャーナル誌は、6月28日のローカルタイムに「股神」ウォーレン・バフェット氏への特別インタビューを掲載しました。インタビューにおいて、バフェット氏は自身が亡くなった後、資金が直接ゲイツ財団に流れることはなくなると明言しています。同時に、この莫大な財産は彼の子供たちに管理され、慈善事業に専念するために新しく設立された基金に移管されると述べています。
バフェット氏は、毎年自身が持つバークシャー株式の5％を死ぬまでゲイツ財団に寄付する約束をしていましたが、彼の子供たちはこのやり方を続けるつもりはないと語った。
ゲイツ財団によると、2006年から2023年までの間、バフェット氏は同財団に約393億ドルを寄付しています。金曜日、彼はゲイツ財団などの慈善団体に数十億ドルを寄付することを発表しました。
バフェット氏は、この遺言の決定が一時的なものでないことを明らかにし、これまで何度も遺言を修正した上で、子供たちがより成熟したと見なした後、現在のプランを策定したと述べました。また、彼は子供たちに具体的な慈善方針を指定しませんでした。
彼はインタビューで、「私たちのように幸運でない人々を助けるためにこのお金を使うべきだ」と述べました。世界には80億人の人々がいますが、私と私の子供たちは最も幸運な人々の1%に属しています。多くの方法で人々を助けることができます。
バフェット氏は2006年以来、バークシャー株式の半数以上を寄付していますが、現在でも約1/7の流通株を保有しています。フォーブスの富豪リストによると、バフェット氏は全世界で8位にランクインし、1300億ドルの資産を持っています。
財務諸表によると、バークシャー・ハサウェイ社は2023年3月末現在、3360億ドルを超える株式を保有しており、そのうちApple社の株式が40％以上を占めています。
前回の株主通信で、バフェット氏は「年齢は93歳ですが、とても良い気分です。ただ、延長戦をしているという自覚はあります」と述べ、この投資界の伝説的な老人の健康状態に対する注目を集めました。自身の健康状態については、「私の医者は私の健康状態が非常に良好だと言ってくれています。本当に体調が良いと感じます」と語っています。