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昭栄薬品 Research Memo(8):配当性向25%以上を目標。株主優待を新設

Fisco ·  07/03 11:28

■株主還元

昭栄薬品<3537>は株主還元についての基本方針として、「将来の事業展開のために必要な内部留保を確保しつつ、安定配当を継続実施する」を掲げている。基本的には、過年度の1株当たり当期純利益を基に、25%以上の配当性向を目標としている。

この方針に基づき、2023年3月期は年間36.0円(配当性向25.4%)、2024年3月期も年間38.0円(同26.3%)を実施した。2025年3月期も減益予想にもかかわらず年間38.0円(予想配当性向37.1%)を予定している。

同社はまた、同社株式への投資の魅力をより一層高め、中長期的に株式を保有してくれる株主の増加を図ることを目的に、株主優待制度を新設したことを2023年12月に発表した。この制度は持株数に応じて一定のポイントが進呈され、貯まったポイントに応じて5,000種類以上の優待商品に交換することができるものである。毎年3月末日時点で同社株主名簿に記載または記録された3単元(300株)以上を保有する株主が対象である。なおポイントは「1ポイント ニアリーイコール 1円」相当としている。このように、現金配当に加えて株主優待を実施している同社の姿勢は評価に値するだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

これらの内容は、情報提供及び投資家教育のためのものであり、いかなる個別株や投資方法を推奨するものではありません。 更に詳しい情報
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