■株主還元
ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>は株主還元の重要性については高い意識を有している。同社が継続的に発展するためには株主価値向上が重要だとの認識が背景にある。このような考えの下、連結配当性向35%以上を目安に安定した配当を継続する方針を示しており、自己株式取得も基本方針の1つと位置付け継続的に実施している。
2024年3月期の1株当たり配当金は前期比横ばいの5.0円に決定した。配当性向は103.5%となるが、安定配当を重視し収益も回復基調が続いていることから横ばいを維持することとした。また、2024年3月期において自己株式17,043千株(発行済株式総数の約2.4%)の市場買付を実施し、15,532千株を消却した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)