6月にCATLのシェアは5月に比べ1.19パーセントポイント増加し、一方BYDは3.65パーセントポイント低下しました。
CATLは6月に中国の電気自動車(EV)バッテリーマーケットにおけるシェアを増やしましたが、BYD(HKG:1211、OTCMKTS:BYDDY)は地盤を失いました。
中国の電力バッテリーの設置量は6月に42.8GWhに達し、前年比で30.2%増加し、5月からは7.3%増加しました。これは、中国自動車バッテリーイノベーションアライアンス(CABIA)が本日発表したデータによるものです。
6月にCATLは19.05 GWhの電力バッテリーをインストールし、シェアは45.06%で引き続きトップに位置し、5月の43.87%のシェアから1.19パーセントポイント増加しました。
BYDの電力バッテリーのインストール容量は6月に10.70 GWhで、シェアは25.32%で、5月の28.97%から3.65パーセントポイント低下しました。
CALbは6月に3.10 GWhの電力バッテリーをインストールし、シェアは7.32%で、5月の7.61%から0.29パーセントポイント低下しました。
Eve Energyは6月に1.69 GWhのインストール容量と3.99%のシェアで4位にランクされました。
中国のリチウム鉱石三元電池のインストール容量は6月に11.1 GWhで、総インストール容量の25.9%を占め、前年比10.2%増、5月比7.3%増となりました。
リン酸鉄リチウムバッテリーのインストール容量は31.7 GWhで、総インストール容量の74%を占め、前年比39.3%増、5月比7.4%増となりました。
6月の三元バッテリーのインストール容量において、CATL、CALb、Svolt Energyがトップ3で、それぞれ67.69%、8.88%、5.42%のシェアを占めました。
リン酸鉄リチウムバッテリー市場では、CATL、BYD、CALbが6月において最も高いインストール容量を持ち、それぞれ37.55%、33.66%、6.81%のシェアを占めました。
特に、リン酸鉄リチウムバッテリー市場では、CATLのインストール数が再びBYDを超えました。
CATLのLFP市場でのシェアは1月と2月にBYDを上回りましたが、3月から5月までBYDにその座を明け渡していました。
2024年1月から5月までのグローバルEVバッテリーマーケットシェア:CATL 37.5%、BYD 15.7%