北方稀土(600111.SH)は、2024年の上半期業績予想を公表しました。同社の財務部門の予備計算によると、2024年の上半期には、当期純利益が3,700万元から5,400万元に減少する見込みであり、そして、前年同期比で、94.89%から96.50%減少する見込みです。同時に、非経常的損益を除いた当期純利益は、800万元から1,200万元の範囲内であり、前年同期比で、98.82%から99.21%減少する見込みです。
2024年の上半期に、需給関係の影響で下流需要の拡大が予想よりも遅れたため、希土類市場は全体的に弱い状態が続いています。主要な希土類製品のうち、プラセオジム製品を代表とする価格は年初来総じて下落傾向にあり、上半期の主要希土類製品の平均価格は前年同期比で低下しました。供給面では、国家が定めた初めての希土類総量制御目標が前年同期比で増加した一方で、市場において回収再利用能力が安定的に放出され、輸入鉱石増加が市場の需給に影響を与え、希土類製品の供給量は安定して増加しています。一方、需要面では、下流の希土類磁性材料、研磨材料、貯水材料などの分野で市場競争が激しく、需要の引き上げ効果が不十分で、予想よりも需要の拡大が遅れ、希土類市場は全体的に弱い状態が続いています。
